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国宝-建築|五重小塔[海竜王寺/奈良]

国宝DB-建築

海竜王寺(海龍王寺)のこと

和銅3年(710年)に都が平城京に移されると、藤原不比等が土師氏から土地を譲り受け、この地に邸宅を構えた。 敷地の東北に、土師氏の寺があったが残されたので「隅寺(すみでら)」と呼ばれたこともある。

不比等が亡くなると、娘の光明皇后が譲り受け、邸宅は皇后宮となり、寺院も宮内寺院とされる。 唐に留学していた僧の「玄昉(げんぼう)」が帰国すると、隅寺の伽藍を整備し、平城宮内道場として住持とする。 海龍王寺の名前は、玄昉が唐からの帰国時に嵐にあった時、海龍王経を唱えて助かったことから、聖武天皇によって寺号を定められる。

奈良 海龍王寺
奈良 海龍王寺 本堂

国宝『五重小塔』

天平年間に作られた五重塔は、相輪を入れても4.1m、屋根までだと2.85mしかなく、室内に置くことを前提に作られている。 鑑賞を前提としているため、組物などの細かい細工まで再現され、塔の上部ほど屋根面積が小さくなることなども、大型の塔と同様。 国宝には「建造物」として指定されている。

奈良時代の寺院は、薬師寺や當麻寺のように東塔と西塔が建てられたが、この寺は皇后宮内にあり敷地が限られたため、小塔が東金堂・西金堂内に安置されたのではないかと考えられる。(東金堂は明治初期に焼失) 天平時代の五重搭で、現存するのはこの1点のみ。

国宝『五重小塔』 海龍王寺[奈良]

国宝『五重小塔』 海龍王寺[奈良]
国宝『五重小塔』 海龍王寺[奈良]

この国宝を観るには

海龍王寺の西金堂に安置されているため、拝観時間内なら観ることができる。 堂内に入ることはできず、開けられた扉から観ることになる。 年末は拝観できないので注意が必要。

重要文化財指定の西金堂は、天平3年(731年)に建立され、鎌倉時代と昭和40年代に大規模な修理をしているが、規模や様式は大きく変わらず、創建当時の木材も使われている。

国宝『五重小塔』 が安置される海龍王寺西金堂[奈良]

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-2495
【指定番号】00018
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】海竜王寺五重小塔
【ふりがな】かいりゅうおうじごじゅうのしょうとう
【員数】1基
【時代・年】天平年間(729~749年)
【構造・形式】三間五重塔婆、本瓦形板葺
【附指定】木箱入法華経2巻、垂木口金物2箇
【所在地】奈良県奈良市法華寺町
【所有者】海竜王寺
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

ついでにグルメ

海龍王寺と法華寺は、地図で見ると隣り合っていますが、門はぐるりと回らないといけません。 その途中にある「法華寺交差点」の近くに「竹中豆腐工房」さんがあります。 自家製のお豆腐を作ってらして、そのお豆腐を使った美味しい食事が頂けます。

奈良市法華寺町「竹中豆腐工房」

ランチは千円ほどで、メインの丼に小鉢が付きます。 豆腐専門店というと、ボリューム的に心配な方もいるかもしれませんが、肉と豆腐を組み合わせたボリュームメニューもありますよ!

奈良市法華寺町「竹中豆腐工房」 山かけ豆腐丼
奈良市法華寺町「竹中豆腐工房」 山かけ豆腐丼

豆乳や豆腐デザートもあって、ランチに¥400前後で追加できます。 この時に頂いた「豆乳レアチーズ」は、ナッツの風味とトロっとチーズで程よいバランスの1品でした。

奈良市法華寺町「竹中豆腐工房」 豆乳レアチーズ

席も広くてゆったりできるので、海龍王寺や法華寺に来た時は、ぜひ寄りたいお店です。

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