金剛力士立像[東大寺南大門/奈良]

金剛力士立像[東大寺南大門/奈良]

金剛力士とは

「金剛力士」は仏教を守護する天部で寺院の門に安置されることが多い。 二王(仁王)さんの愛称で親しまれる。 口を開けた阿形(あぎょう)と、口を結んだ吽形(うんぎょう)の2体1対で怒りの表情をしている。 これは「阿吽の呼吸」の語源になっている。

国宝『金剛力士立像』

東大寺南大門『金剛力士像』阿形

1203年の南大門の完成にあわせて、わずか69日で運慶一門によって作られた。 大仏師運慶、長男の湛慶、弟子の快慶、一族の定覚などが関わっていることが分かっているが、近年の修理で当初の説とは異なる納入物や墨書などが見つかり、誰が何を担当したかなどは意見が分かれている。

東大寺南大門『金剛力士像』吽形

像は高さ8mを超える檜の寄木造りで、2体は内側に向き合う形で安置されているが、一般的には正面を向くことが多い。 また配置も、向かって右が吽形、左が阿形だが、これは一般的な配置と逆である。 この配置の謎も諸説あり解明されていない。

文化財登録データ

【台帳・管理ID】201-196
【指定番号】00035-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造金剛力士立像
【ふりがな】もくぞうこんごうりきしりゅうぞう
【員数】2躯
【国】日本
【時代・年】建仁3年(1203年)
【ト書】阿形像の金剛杵に建仁三年七月二十四日始之、大仏師法眼運慶、アン(梵字)阿弥陀佛、同像内に八月七日金剛力士立之等の銘がある
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜

この国宝がある場所

鑑賞ログ 2019.1.4

いつもかっこいい仁王様です。 他のお寺の仁王さんを観ていると東大寺のこの仁王さんがいかにムキムキか、色々な意味で日本一です。 引きで観るよりも真下から見上げた方がかっこいいような気がします。

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