薬師如来坐像[奈良国立博物館]

薬師如来坐像[奈良国立博物館]

国宝『薬師如来坐像』

平安時代初期に作られた、像高50cm弱の坐像で、内刳りをしないカヤの一木造りで作られている。 衣は翻波式衣文で表現され、どっしりした体躯に大きくくっきりした目鼻と、平安初期の特徴をよく表している。

京都東山の若王子社(熊野若王子神社)の御神体とされていたが、明治の神仏分離で神社を離れ、現在は奈良国立博物館に所蔵される。 若王子社は平安末期に後白河法皇によって勧請されたので、それよりも前の次代に作られたこの像について、安置場所や由来などは不明である。

この国宝を観るには

奈良国立博物館の「なら仏像館」は、所蔵や寄託されている仏像が入れ替えながら公開され、この像も1~2年おきに公開されている。

公開履歴

2020/7/18~9/22 奈良国立博物館「仏教美術名宝展」
2019/4/16~6/23 奈良国立博物館 なら仏像館
2019/1/8~3/14 奈良国立博物館 なら仏像館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-226
【指定番号】00064-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造薬師如来坐像
【ふりがな】もくぞうやくしにょらいざぞう
【員数】1躯
【時代・年】平安時代
【所在地】奈良国立博物館
【国宝指定日】1953.03.31
【説明】両手先以外の本体と台座の蓮肉までを,檜あるいは榧の一材を用いて造った一木造りの彫像。奥行のある重厚な像で,顔の目鼻立ちや着衣の襞の彫り口は鋭く,平安初期彫刻の特色が顕著に見られる。もと京都の東山山麓の若王子社に伝来したものと伝えられる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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