中尊寺経蔵堂内具[中尊寺/岩手]

中尊寺経蔵堂内具[中尊寺/岩手]

中尊寺と経蔵

奥州藤原氏三代(清衡・基衡・秀衡)にゆかりの深い寺院で、金色堂に代表される絢爛な堂宇が建立されるが、1337年には金色堂と経蔵を残して焼失する。 

現在国宝に指定されている『一切経』を納めていた経蔵も火災の影響を受け、建立当初は2階建だったものが2階を焼失し、古材で再建されたと考えられる。 内部中央には国宝『螺鈿八角須弥壇』が置かれ「騎師文殊菩薩」主従5躯が安置されていた。

国宝『中尊寺経蔵堂内具』

経蔵の堂内にあった仏具や調度類で、螺鈿や漆の細工をされた華やかなもの。 経蔵が作られた平安末~鎌倉時代頃に制作されたと考えられ、繊細な細工や華やかな飾り金具が当時の雰囲気を伝える。 祈祷などの際に導師が座る台「礼盤」、仏具などを載せるテーブルのような「案」、叩いて音を出す磬をかける「磬架」と「燈台」が一括で指定され、磬架にかける「孔雀文磬」も附として指定されている。

国宝の内容一覧

木造礼盤 1基
螺鈿平塵案 1基
磬架(附:孔雀文磬)1基
螺鈿平塵燈台 1基

この国宝を観るには

中尊寺の宝物館である「讃衡蔵(さんこうぞう)」の展示は多くがレプリカだが、1点ほどは現物が展示される場合もある。 東京国立博物館で公開される場合もある。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-514
【指定番号】00218-00
【種別】工芸品
【指定名称】中尊寺経蔵堂内具
【ふりがな】ちゅうそんじきょうぞうどうないぐ
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】(礼盤)高15.4cm、方65.4cm (平塵案)総高77.6cm、甲板縦34.1cm、横66.3cm (磬架)高57.9cm、横55.1cm (螺鈿平塵燈台)高80.9cm、底径24.8cm 
【附指定】孔雀文磬1面
【一つ書】木造礼盤1基、螺鈿平塵案1基、磬架1基、螺鈿平塵燈台1基
【所有者】大長寿院(中尊寺)
【国宝指定日】1958.02.08
【説明】磬架附の磬を除き、大凡同所創建当初のものと思われる。平塵、螺鈿などの剥落があるものの、これらの優雅な形姿、細部の金具の巧みな技巧や文様に平安時代特有の優れた造形がうかがわれる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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