密庵咸傑墨蹟[龍光院/京都]

密庵咸傑墨蹟[龍光院/京都]

密庵咸傑のこと

中国・南宋時代の禅僧「密庵咸傑(みったんかんけつ)」は、12世紀後半に活躍し、禅林墨蹟のごく初期の作例を残す。 密庵の門弟からは、多くの著名な禅僧を輩出し、日本の墨蹟にも大きな影響を及ぼした。

大徳寺塔頭「龍光院」のこと

大徳寺の塔頭「龍光院(りょうこういん)」は、黒田長政が父の黒田官兵衛の菩提を弔うために建立し、堺の豪商で茶人だった津田宗及の子である「江月宗玩(こうげつそうがん)」が住職を務め、所縁の茶道具や書などが多数残されている。

国宝『密庵咸傑墨蹟 法語』

密庵咸傑による墨蹟で、仏教の教えを説いた「法語」を、璋禅人という人物に与えたもの。 墨蹟内に「淳熙己亥」とあり、淳熙は中国の元号で己亥であることから、1179年に書かれたものだとわかる。

大徳寺の塔頭「龍光院」には、この墨蹟をかけるために作られた「密庵席」と呼ばれる茶室があり、その茶室を含む書院が『龍光院書院』として国宝に指定されている。

MIHO MUSEUM チラシより

この国宝を観るには

龍光院は拝観謝絶の寺院で、特別公開なども行われない。 文化財は、ごくまれにだが展覧会に出展されることがある。

公開履歴

2019/3/21~4/7 MIHOミュージアム「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋
2017/5/30~6/4 東京国立博物館「茶の湯」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-578
【指定番号】00030-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】密庵咸傑墨蹟〈法語(綾本)/淳熙己亥仲秋日〉
【ふりがな】みったんかんけつぼくせき
【員数】1幅
【国】中国
【時代・年】1179年
【附指定】千利休消息1幅
【所有者】竜光院
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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