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国宝-書跡典籍|普勧坐禅儀(道元筆)[永平寺/福井]

国宝DB-書跡・典籍

道元と曹洞宗大本山「永平寺」のこと

鎌倉時代の僧「道元(どうげん)」は、一説によると公家の久我家に生まれ、14歳の時に比叡山で出家し、日本に禅をもたらした「栄西」が開いた建仁寺で禅の修行をする。 栄西の弟子で道元の師であった「明全」と共に宋時代の中国へ渡り、諸国遍歴の後に曹洞宗の名僧「如浄」の弟子となり法を嗣いだ。 帰国すると京都宇治の興聖寺を開き、次いで越前に後の永平寺となる大仏寺を開いた。 座禅の修行を第一とし、朝廷や幕府の有力者に招かれ、京都や鎌倉に出向くことはあったが、永平寺を拠点として執筆や弟子の育成に努めた。 戦火などにより伽藍は何度か焼失しているが、禅の道場として修行者は絶えず、神奈川県の總持寺と並び曹洞宗の二大本山として信仰を集めている。

国宝『普勧坐禅儀』

宋からの帰国後間もない天福元年(1233年)に、道元が座禅の意義や作法などについて記した書物で、「普勧坐禅儀」の名称は、普く(あまねく)人々に座禅を勧めるという意味である。 座禅を悟りを得るための手段としてではなく、悟りを得た後も修行として座禅を行うことが重要であると説かれる。 寄進状と箱書きから、古筆の鑑定を家業とした「古筆家」の古筆了伴によって、嘉永5年(1852年)に永平寺に寄進されたことがわかる。

この国宝を観るには

永平寺にある宝物館「瑠璃聖寳閣」で常時展示されている。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-615
【指定番号】00073-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】普勧坐禅儀〈道元筆/〉
【ふりがな】ふかんざぜんぎ
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】1233年
【ト書】天福元年中元日書写奥書
【附指定】普勧坐禅儀撰述記(道元筆)1幅
【所有者】永平寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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