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国宝-書跡典籍|日本霊異記上巻[興福寺/奈良]

国宝DB-書跡・典籍

日本霊異記とは

日本霊異記(にほんりょういき)は、薬師寺の僧「景戒」による仏教説話集で、平安時代初期の弘仁年間(810~824年)に成立している。 中国の仏教説話集「冥報記」などのように、自身が見聞きした日本のの因果応報話を集めたもので、後世に成立する三宝絵詞や今昔物語も影響を受けている。 景戒による原本はすでに失われ、興福寺本の他には、京都の来迎院の国宝『日本霊異記 中下巻』や、前田家に伝わる下巻、大須観音宝生院に伝わる中下巻が重要文化財に指定されている。

国宝『日本霊異記 上巻』

大正時代に上巻のみが興福寺で発見され、紙背には天竺(インド)の説話集である「金蔵要集論 巻第六(衆経要集金蔵論)」が書写されている。 巻末の奥書「延喜四年五月十九日書写」によって、原本の成立から約1世紀後の延喜4年(904年)に書写された現存最古の日本霊異記で、他の写本にはない話も記されている。

この国宝を観るには

興福寺では公開されておらず、国立博物館などの特別展で公開されることがあるが、機会は少ない。

公開履歴

2022/4/23~5/22 奈良国立博物館「大安寺のすべて
2017/10/31~11/12 京都国立博物館「国宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-688
【指定番号】00168-00
【種別】書跡典籍
【指定名称】日本霊異記上巻
【ふりがな】にほんりょういきじょうかん
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】904年
【ト書】延喜四年五月十九日書写奥書/紙背 金蔵要集論巻第六
【所有者】興福寺
【国宝指定日】1953.03.31

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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