大報恩寺本堂(千本釈迦堂)本堂[京都]

大報恩寺本堂(千本釈迦堂)本堂[京都]

大報恩寺(千本釈迦堂)のこと

北野天満宮のやや北東にある「大報恩寺」は「千本釈迦堂」でよく知られ、近くには「千本ゑんま堂」(正式名称:引接寺)もある。 それぞれ名前の通り釈迦如来と閻魔大王がご本尊。 室町時代には、近くに足利義満の建立した「北野経王堂」があり、そちらの資材を使ってこの本堂が修理されたり、経王堂ゆかりの仏像が大報恩寺にある。

国宝『本堂』

大報恩寺は1221年創建、国宝指定の本堂は1227年に建立されている。 度々の戦や火事で京都市内にはあまり古い建造物が残っておらず、この本堂が市内最古の木造建造物。 指定されているのは「本堂」としてだが、附として秘仏の本尊が安置されている「厨子(天蓋)」、屋根を支える「棟木」や、棟木や梁に取り付ける「棟札」も国宝に含まれる。 また本堂奥の壁には表裏とも壁画が残されているが、保存状態が良くなく絵の全貌を知ることは難しい。 この壁画も国宝に含まれる。

この本堂の本尊は行慶作の釈迦如来像だが、秘仏のため通常は拝観できない。 他にも快慶一門(快慶の自作もあり)作の「釈迦十大弟子像」や、肥後定慶作の「六観音像」もあり、それらは霊宝殿に安置されている。

文化財指定データ

台帳・管理ID 102-1612
指定番号   00194
指定名称   大報恩寺本堂(千本釈迦堂)
よみかた   だいほうおんじほんどう(せんぼんしゃかどう)
員数     1棟
時代・年   鎌倉前期 安貞元年(1227年)
構造及び形式 桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺
所在地    京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町
所有者    大報恩寺
重文指定日  1897.12.28
国宝指定日  1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ 2010年頃?夏

ちょうどお盆時期に訪問したので「六道参り」の時期でした。 秘仏として通常は拝見できないご本尊のお厨子が開かれていて、本堂前のお賽銭箱あたりまでご本尊と結ばれた5色の紐が垂れていて、これを持つと御利益がある?というもの。 とてもありがたい気持ちになりました。 境内にはぼんぼりが飾られていて夕方の雰囲気は何とも言えないゆったりした風情あるものでした。 ただ、その時は台風が近づいていて人がほとんどいなかったから。 もしかしたら人出がすごいのかもしれません。
境内には「おかめさん」の像があります。 大工の奥さんで内助の功をたてて自害してしまったという、見た目に反してちょっとせつないお話でした。 でもおかめさんのフクフクした笑顔を見ているとこちらもほっこりします。 授与品はおかめさんに因んだものも多数あります。
歩いて5分ほどのところにある「千本ゑんま堂」でもお盆の行事が行われていて、そちらはとても賑やかでした。 普段はお顔しか見ることのできないゑんま様の前身を拝見することが出来ます。 お盆シーズンを狙って歩いてめぐるのがオススメです。

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