鶴林寺 太子堂[兵庫]

鶴林寺 太子堂[兵庫]

鶴林寺のこと

兵庫県加古川市(神戸と姫路の間)にある、聖徳太子創建と伝わる寺院で、正式名称は「刀田山鶴林寺(とたさんかくりんじ)」という。 入唐僧で、帰国後は天台座主になる「慈覚大師円仁」が渡海前に立ち寄っており、それ以降は天台宗の寺院となる。

高麗から来た恵便法師が、物部氏の圧迫を避けこの地に身を隠していたのを、聖徳太子が訪ね「刀田山四天王聖霊院」が建立される。 聖徳太子が、法華経の講義をしており、ゆかりの地として後世は太子信仰が盛んになる。 天永3年(1112年)には、鳥羽天皇から勅額を賜り、以降は鶴林寺と称している。

国宝『太子堂』

天永3年(1112年)に建立された仏堂で、鳥羽天皇から勅額を受け「鶴林寺」と称するようになった頃にあたる。 3間四方に檜皮葺で宝形造の屋根を乗せた「法華堂」として建てられたが、後に太子信仰が盛んになると太子堂とされ、1間の庇を伸ばし礼堂が付けられた。 四方に縁を巡らせ蔀戸が使われるなど、平安時代の貴族の邸宅の要素がみられる。 内部には壁画が描かれているが非公開で、複製などの資料は宝物館で観ることができる。

国宝『鶴林寺 太子堂』兵庫県加古川市
国宝『鶴林寺 太子堂』兵庫県加古川市

本堂も国宝です

この国宝を観るには

9:00~17:00(入山は30分前まで)は拝観可能。 入山料¥500だが、宝物館(¥500)のセット券は¥800と割引になる。 鶴林寺は「播磨の法隆寺」と呼ばれるほど多くの文化財があるので、宝物館の見学もおすすめ。

鶴林寺 宝物館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-2367
【指定番号】00091
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】鶴林寺太子堂
【ふりがな】かくりんじほんどう
【員数】1棟
【時代・年】天永3年(1112年)
【構造・形式】桁行三間、梁間三間、正面一間通り庇付、一重、宝形造、庇葺きおろし、檜皮葺
【所在地】兵庫県加古川市加古川町
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜

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