国宝-絵画|阿弥陀三尊像[蓮華三昧院/和歌山]

国宝データ-絵画

国宝『阿弥陀三尊像』

阿弥陀三尊の坐像を描く大型の掛け軸で、明遍の念持仏と伝わる仏画で、明遍が帰依する法然から授かったとする伝説も残る。 蓮池の上にたなびく雲の中に描かれるが、阿弥陀如来は寺に安置されているような姿で、蓮華座の上に座し頭上には天蓋が、正面には香炉が置かれている。 阿弥陀如来が来迎印ではなく説法印を結び、脇侍が蓮台を持たないなど、多く残る来迎図のいくつかの系統とは異なる特色がみられる。

明遍と蓮華三昧院のこと

明遍(みょうへん)は平安末~鎌倉時代の僧侶で、出家して信西と名乗った藤原通憲の子。 父の信西は家格が低く出世が望めなかったため出家するが、妻が乳母をしていた後白河天皇が権勢を奮うと重用されるようになる。 平治の乱で、かつて失脚させた源義朝に追われ、信西は処刑され、明遍ら子供たちも流罪となった。 やがて赦免されると東大寺で三論を学び、遁世すると高野山に蓮華三昧院を開く。 法然に帰依して念仏をよくしたといい、高野山での浄土信仰の中心となった。

この国宝を観るには

高野山内の文化財を保管・公開する「霊宝館」で公開されることがあるが、機会はそれほど多くなく数年に1度程度である。 山外での展覧会に出展されることもある。

公開履歴

2021/4/17~6/6 高野山霊宝館「密教の美術」
2018/10/13~11/25 高野山霊宝館「”香り”の荘厳」
2017/11/14~11/26 京都国立博物館「国宝」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-67
【指定番号】00064-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色阿弥陀三尊像
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくあみださんぞんぞう
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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