薬師如来坐像[新薬師寺/奈良]

薬師如来坐像[新薬師寺/奈良]

新薬師寺のこと

光明皇后が、聖武天皇の病気平癒を願って、天平19年(747年)に創建したと伝わる。 創建当初は広大な敷地を持ち、現在の本堂とは別に金堂があり、7躯の薬師如来と脇侍に十二神将などが配される横に長いものだったという。 金堂は平安時代の台風で倒壊し、寺自体が荒廃した時代もあったが、鎌倉時代には現在の新薬師寺に近い形で復興した。 本堂・本尊・十二神将像が国宝に指定されている。

国宝『薬師如来坐像』

新薬師寺本堂は中央に丸い基壇があり、中央に2m弱の大型の薬師如来坐像を安置し、それを取り囲むように円形に十二神将が配置される。 大半がカヤの一木造りで、手足は寄木の技法で別材を足している。 光背には小仏が6つあり、中尊とあわせて七仏薬師となる。

昭和50年(1975年)の調査で、像内から平安時代初期の法華経8巻が発見され、附として国宝に指定されている。 十二神将は新薬師寺の創建と同時代の塑造だが、本尊は内部の経巻と同じころ平安時代初期の作だと考えられる。

新薬師寺パンフレットより 国宝『薬師如来坐像』

この国宝を観るには

新薬師寺の開門時間内(9:00~17:00)は、いつでも観ることができる。

新薬師寺の国宝

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-174
【指定番号】00013-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造薬師如来坐像(本堂安置)
【ふりがな】もくぞうやくしにょらいざぞう
【員数】1躯
【時代・年】平安時代
【附指定】法華経(白点本)8巻
【所有者】新薬師寺
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2019年5月

すいぶん久しぶりに来ました。 前回の記憶は全くなく、静かな街並みの中を通って新鮮な気持ちで参拝です。 あの目の大きなポップな薬師如来さま、近くでお参りすると厳かな感じです。 どっしりと重厚で、あの大きな目はすごく優しい感じになります。 そんなに混んでいなくて、ぐるぐる何度もお参りさせていただきました。

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