国宝-彫刻|阿弥陀如来坐像[法界寺/京都]

国宝データ-彫刻

日野家と法界寺

藤原北家の「日野家」は、足利8代将軍義政の正室だった日野富子や、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人を輩出した家柄。 一族の領地だったこの土地に、薬師如来をまつっていたが、永承6年(1051年)に藤原資業が別荘を営み、法界寺を建立する。 やがて、菩提寺のあるこの土地の名前にちなみ、家名も「日野家」となる。 親鸞聖人の生誕地とも言われるが、寺は真言宗醍醐寺派で、「日野薬師」として親しまれている。

国宝『阿弥陀如来坐像』

平安時代後期~鎌倉時代に流行した浄土信仰によって、阿弥陀堂が数多く作られるが、阿弥陀堂と本尊が共に現存する貴重なもの。 阿弥陀堂を代表する『平等院鳳凰堂』とほぼ同時代のもので、典型的な定朝様の丈六阿弥陀如来は、上品上生の阿弥陀定印を結ぶ。 寄木造りで表面は金箔で仕上げられ、造像と同時期とされる光背には飛天が彫られる。 

法界寺パンフレットより 国宝『阿弥陀如来坐像』

この国宝を観るには

阿弥陀如来座像が安置される『阿弥陀堂』も国宝に指定されている。 時間内(9時~17時、冬期~16時)は、いつでも拝観できる。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-187
【指定番号】00026-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造阿弥陀如来坐像(阿弥陀堂安置)
【ふりがな】もくぞうあみだにょらいざぞう
【員数】1躯
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所在地】法界寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2019年4月

法界寺の真ん前にバス停がありますが、1時間に1~2本ほどしかなく、ちょうどタイミングがあわず、石田大山の交差点から歩きます。 旧奈良街道は、けっこうバスが多くて、歩いても15分ほどなので、元気な方はそれほど気にならない道だと思います。

GWですが、法界寺には誰もおらず、受付に声をかけて拝観料を納めると、阿弥陀堂をあけて案内をしてくださいます。 案内の後は「ゆっくりお参りください」ということで、貸し切り状態で座ってゆっくりさせて頂きました。 長押上の天人など、来迎の壁画も残っていて、とても厳かな阿弥陀堂です。 ご本尊は定朝様ですが、定朝仏から受ける夢見るような雰囲気とはまた違って、どっしり構えておられるような印象です。

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