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国宝-工芸|仏功徳蒔絵経箱[藤田美術館/大阪]

国宝DB-工芸

国宝『仏功徳蒔絵経箱』

平安時代に作られたと考えられる経箱で、金銀の研出蒔絵で華やかな装飾が施されている。 高さは16.7cmで、深く作られた本体に、すっぽり被さる蓋が付き、それぞれの側面周囲に法華経で説かれる説話が絵画化されている。 平安時代の女性に人気のあった、女人救済について説かれる法華経を納めたと考えられている。

国宝『仏功徳蒔絵経箱』藤田美術館
国宝『仏功徳蒔絵経箱』藤田美術館
国宝『仏功徳蒔絵経箱』藤田美術館

この国宝を観るには

所蔵する藤田美術館は、2022年春にリニューアルオープンして以降、4つの展示室を3ヶ月サイクルで展示替えし、常時3つの展示室を観ることができるようにしている。 今後も定期的に公開されると予想される。

公開履歴

2022/6/1~8/31 藤田美術館「花散る時はどんな時」
2019/4/13~5/12 奈良国立博物館「国宝の殿堂 藤田美術館展

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-422
【指定番号】00128-00
【種別】工芸品
【指定名称】仏功徳蒔絵経箱
【ふりがな】ぶつくどくまきえきょうばこ
【員数】1合
【国】日本
【時代・年】平安時代
【寸法・重量】縦23.3cm、横54.5cm、高16.7cm
【品質・形状】甲盛ある角丸深覆蓋造の箱で、素地は極めて薄い。平塵地に金銀の研出蒔絵にて蓋の表には楽器に鳳凰などを散らし、蓋と身の側面に仏の功徳の図を表す。
【所有者】藤田美術館
【重文指定日】1953.03.31
【国宝指定日】1953.11.14
【説明】平安時代において、現世利益や女人成仏を説く法華経の信仰は貴族社会に広がり、装飾経が制作されたが、そのような経を納める経箱についても経典の内容を表した絵が描かれた。本経箱の蓋甲の回旋的な文様表現は奈良時代に多く見られるものに近似し、その海賦描写は国宝・海賦蒔絵袈裟箱から一歩進み、未だ粗い金銀粉を使いながらも複雑な蒔絵技法を見せている。意匠技法ともにすぐれた平安時代前期の格調高い遺例の一つである。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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