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国宝-工芸|短刀 無銘正宗(名物 庖丁正宗)[徳川美術館/愛知]

国宝DB-刀剣

国宝『短刀 無銘正宗(名物 庖丁正宗)』

相模国(現在の神奈川県)の刀工「正宗」による短刀で、正宗の他の大半の刀剣と同様に無銘。 「包丁(庖丁)正宗」の名物名があり、これは短刀の幅が広く、外見が包丁に似ていることからきており、この名で呼ばれる短刀3口のうちの1つ。 いずれも大名家に伝わった「包丁正宗」は、3口とも国宝に指定されている。

徳川家康が亡くなると、その遺物を親類縁者や家臣たちに形見分けし、それらは「駿府御分物」と呼ばれる。 この短刀もその内の1つで、家康の9男で尾張藩の初代藩主となった徳川義直に贈られたもの。

峰の先が尖る庵棟に、刀身に角度の無い平造りで、他の庖丁正宗と同様に重ねが薄い。 刀身の茎寄りに、峰と並行するように剣が透かし彫りにされ、御分物の記録には「ほりぬき正宗」と記される。

この国宝を観るには

徳川美術館では7口の国宝刀剣を所蔵しており、刀剣の特別展もしばしば開かれるほか、通常展でも刀剣類が交互に公開される。 数年に1度程度は観る機会がある。

公開履歴

2022/5/28~7/18 徳川美術館「名刀正宗と相模伝」
2020/10/21~12/13 徳川美術館 名品コレクション
2019/4/14~6/2 徳川美術館「徳川将軍 ゆかりの名刀

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-438
【指定番号】00144-00
【指定名称】短刀〈無銘正宗(名物庖丁正宗)/〉
【ふりがな】たんとう〈むめいまさむね(めいぶつほうちょうまさむね)〉
【員数】1口
【時代・年】鎌倉時代
【作者】正宗
【寸法・重量】身長23.9cm、反り僅か、元幅3.5cm、茎長9.3cm
【品質・形状】平造、庵棟、重ね薄く身幅廣く僅かに反り、寸詰まりの姿である。鍛小板目肌よく約み、地沸厚く地斑交じり、沸映り立つ。刃文湾れ、表裏物打辺は大きく乱れて耳形交じり
【所在地】徳川美術館
【国宝指定日】1954.03.20
【説明】総体に穏やかな出来で、刀身に施された剣の透かし彫りは技巧的で他に例を見ない。『享保名物帳』に所載する包丁正宗三口の内の一つである。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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