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新修本草[仁和寺/京都]

国宝DB-書跡・典籍

国宝『新修本草』

本草(ほんぞう)は、中国医学の薬学いわゆる漢方薬で、薬として用いられる植物を指し、一部の鉱物や動物性のものも含まれる。 新修本草(しんしゅうほんぞう)は、唐の高宗帝(皇后が則天武后)の勅命によって、紀元頃に成立していた「神農本草経」などを元に、顕慶4年(659年)に編纂された。

奈良時代には遣唐使によって日本にもたらされており、典薬寮の学生らのテキストにも採用された。 全20巻で構成されるが、現在仁和寺に伝わるのは4・5・12・17・19の5巻のみで、鎌倉時代に日本で書写されたもの。

この国宝を観るには

仁和寺の霊宝館は、春・夏・秋の1.5~2.5か月のみ開館し、一部の仏像などを除きテーマによって展示内容が変わる。 新修本草も、公開されることがある。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-634
【指定番号】00098-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】新修本草〈巻第四、第五、第十二/第十七、第十九/〉
【ふりがな】しんしゅうほんぞう
【員数】5巻
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【所有者】仁和寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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