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国宝-書跡典籍|清拙正澄墨蹟(遺偈)[常盤山文庫/東京]

国宝DB-書跡・典籍

清拙正澄のこと

清拙正澄(せいせつしょうちょう)は元時代の中国の禅僧で、北条高時の招きで嘉暦元年(1326年)に来日し、建長寺や円覚寺の住持をつとめる。 後醍醐天皇の勅命により上京し、建仁寺や南禅寺の住持をつとめ、暦応2年(延元4年、1339年)に建仁寺の塔頭「禅居庵」で入寂した。

禅居庵には、清拙正澄が来日する時に元から将来したと伝わる秘仏、7頭の猪に乗る摩利支天が本尊としてまつられており、境内には狛猪が多数おかれている。

建仁寺禅居庵

国宝『清拙正澄墨蹟 遺偈』

「墨蹟(ぼくせき)」と呼ばれる禅僧が書いた書の中で、仏教を讃える詩の形式をしたものを「偈(げ)」といい、禅僧が臨終に際して残す偈を「遺偈(ゆいげ)」と呼ぶ。 この墨蹟は、死期を悟った清拙正澄が弟子に書き与えたもので、書かれた日に亡くなっている。 臨終に間に合わなかった弟子が嘆いていると、清拙正澄が目を開いて法を授けたという伝承があり「棺割の墨蹟(かんわりのぼくせき)」と呼ばれる。 墨蹟の始まりの3語から「毘嵐巻」とも呼ばれる。

この国宝を観るには

所有する常盤山文庫には展示施設がないため、寄託されている東京国立博物館や、各地の展覧会への出展で数年に1度程度は公開される。

公開履歴

2022/11/8~12/4 京都国立博物館「京に生きる文化-茶の湯-」
2019/11/16~12/23 根津美術館「江戸の茶の湯」
2017/10/3~10/9 京都国立博物館「国宝」
2017/4/25~5/7 東京国立博物館「茶の湯」
2014/3/25~4/6 東京国立博物館「栄西と建仁寺」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-648
【指定番号】00115-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】清拙正澄墨蹟〈遺偈/暦応二年正月十七日〉
【ふりがな】せいせつしょうちょうぼくせき
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】1339年
【所在地】東京国立博物館
【所有者】常盤山文庫
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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