国宝-古文書|天台法華宗年分縁起(最澄筆)山家学生式[延暦寺]

国宝データ-古文書

国宝『天台法華宗年分縁起(山家学生式)』最澄筆

伝教大師最澄が、弘仁9年(818年)から翌年にかけて、嵯峨天皇に上奏した3通の文書を継いだもの。 天台宗の僧が、比叡山で修業する規則などを定めた「式」で、3つの書状を総称して「山家学生式(さんげがくしょうしき)」と呼ばれる。

当時、僧侶になるには日本三戒壇(奈良の東大寺、栃木の下野薬師寺、福岡の観世音寺)のいずれかで戒律を受けることが必要であった。 これらの書状は、天台宗の僧侶が旧仏教から独立して、比叡山に設けた戒壇で戒を授け、その後に比叡山で行う修行について定められている。 これは、南都(奈良)の旧仏教勢力から反発を受け、最澄は更に執筆を重ねるが、生前に比叡山での戒壇が認められることはなかった。

冒頭は「國寶何物(国宝何物)」=「国の宝とは何か」で始まり、道を志し「照千一隅(照于一隅)」一隅を照らす人物こそが宝である、と説かれる。 この「一隅を照らす」は、現在でも天台宗の重要な教えの1つになっている。

この国宝を観るには

公開されることが少ないが、延暦寺国宝殿で公開されることがあるほか、国立博物館での展覧会に貸し出されたこともある。

公開履歴

2018/9/1~9/30・11/1~11/30 延暦寺国宝殿「至宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-798
【指定番号】00024-00
【種別】古文書
【指定名称】天台法華宗年分縁起〈伝教大師筆/〉
【ふりがな】てんだいほっけしゅうねんぶんえんぎ
【員数】1巻
【時代・年】平安時代
【作者】伝教大師
【所有者】延暦寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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