太刀 銘 信房作[致道博物館/山形]

太刀 銘 信房作[致道博物館/山形]

国宝『太刀 銘 信房作』

松平からの譜代の家来で、徳川家康の四天王といわれた酒井忠次が、天正12年(1584年)小牧長久手の戦いの褒美として、徳川家康から拝領した。 以降、家宝として酒井家が所有し、現在は酒井家によって創設された致道博物館が所蔵する。

信房は、平安時代後期~鎌倉時代の備前の刀工で、後鳥羽院の番鍛冶も務めた。 一族や同時代の他地域にも、信房を名乗る刀工がいる。 国宝に指定された刀剣はこの1点のみだが、皇室の御物に「十万束」という名高い太刀がある。

細身で反りが強く、手に持つ部分の「茎」は、朝廷の儀式用の刀剣にみられる「雉子股」の形をしている。 糸巻太刀拵えも残っており、附として国宝に指定されている。 

この国宝を観るには

所蔵する致道博物館で、年に1回程度は展示される場合が多い。

2020/2/22~4/19 刀剣博物館「日本刀の見方 刃紋」
 ★新型コロナウイルス感染拡大防止で、3/2~休館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-327
【指定番号】00040-00
【指定名称】太刀〈銘信房作/〉
【ふりがな】たち〈めいのぶふささく〉
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】平安時代
【作者】信房
【寸法・重量】長76.0cm、反り2.3cm、元幅2.8cm、先幅1.5cm、鋒長2.3cm
【品質・形状】鎬造、庵棟、鋒詰まり、腰反高く踏ん張りのある立ち姿である。鍛は小板目、地沸つき、所々に湯走りごころがあり、乱れ映立つ。
【ト書】信房作
【附指定】糸巻太刀拵
【所有者】致道博物館
【国宝指定日】1952.03.29
【説明】信房は備前の古名工の中に同名二人あり、一人は古備前、一人は初期一文字という。いずれの作かはまだ定まっていないが、現存する信房作中では最も古雅で出来が優れている。酒井忠次が戦功により徳川家康から拝領し、代々庄内藩主酒井家に伝来した。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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