島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸[島根県立古代出雲歴史博物館]

島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸[島根県立古代出雲歴史博物館]

国宝『島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸』

平成8年(1996年)に、島根県雲南市加茂町岩倉の農道工事現場で偶然発見された。 1か所から39個の銅鐸が見つかっており、この数はこれまでで最多である。 3kmほどのところに、出土品が国宝に指定されている『荒神谷遺跡』があり、周辺にも古墳が多いエリアである。

銅鐸は、時代が下るにつれ大型化するが、加茂岩倉遺跡から出土したのは、30cmほどの小型のものが19口、45cmほどの中型のものが20口出ている。 14口には「×」が彫られており、これは荒神谷遺跡出土の青銅器類にも共通する印で、所有者や作者に関するのではと仮説が唱えられている。

加茂岩倉遺跡パンフレットより

銅鐸は、横に寝かされた状態で発見されており、中には大きい銅鐸の中に小さい銅鐸を入れる「入れ子」の状態で埋められていたものもある。 中に詰められていた土の状態から、偶然ではなく意図的に詰められたと考えられる。 

銅鐸は、石や土の型を使って作られるが、39個のうちのいくつかは、同じ鋳型で作られたものが判明しており、兄弟鐸は関西から山陰地方の広い範囲で発掘されている。

東京国立博物館「出雲と大和」復元展示

この国宝を観るには

出雲大社の隣にある「島根県立古代出雲歴史博物館」で常設展示されているので、他館への貸出時を除いて訪問すれば観ることができる。
※2019年11月18日~2020年4月23日は改装のため休館

出土した場所は「加茂岩倉遺跡」として公開されており、発掘当時の姿が復元展示されている。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-10372
【指定番号】00043-00
【種別】考古資料
【指定名称】島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸
【ふりがな】しまねけんかもいわくらいせきしゅつどどうたく
【員数】39口
【国】日本
【時代・年】弥生時代
【所在地】島根県立古代出雲歴史博物館
【国宝指定日】2008.07.10
【説明】本件は、島根県加茂岩倉遺跡から一括出土した銅鐸39口である。銅鐸の型式は外縁付鈕1式が19口、外縁付鈕2式が9口、外縁付鈕2式~扁平鈕1式が2口、扁平鈕2式が6口、扁平鈕2式~突線鈕1式が3口である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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