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国宝-考古|七支刀[石上神宮/奈良]

国宝DB-考古・歴史資料

国宝『七支刀(しちしとう)』

奈良県天理市にある「石上神宮」に伝来した75cm弱の鉄製の剣で、両刃の直刀の両サイドから3本ずつの枝刃が段違いに上に伸びている。 表裏あわせて60字ほどの文字が金象嵌されているが、。 下から1/3程のところで折損している。

銘文から、西暦369年に作られ、百済から倭王へ献上されたものだとわかる。 これは日本書紀に記載のある、神宮皇后へ百済から献上された「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたるとも考えられている。

石上神宮 境内での七支刀の説明

金象嵌の銘文

※「□」は解読できない文字

【表面】 泰□四年(□□)月十六日丙午正陽造百練釦七支刀□辟百兵供供侯王□□□□作
【裏面】 先世以来未有此刀百済□世□奇生聖音故爲倭王旨造□□□世

この国宝を観るには

石上神宮にまつられており、通常は拝見することはできない。 石上神宮での特別公開や、美術館博物館での特別展などに出展される場合があるが、どちらもごくまれである。

石上神宮(奈良県天理市)

公開履歴

2020/1/15~3/8 東京国立博物館「出雲と大和
2014/10/25~11/24 奈良県立美術館「大古事記展」
2013/4/9~5/12 東京国立博物館「大神社展」
2010/5/17~6/11 石上神宮での特別公開

石上神宮の国宝

石上神宮 拝殿

石上神宮 摂社出雲建雄神社拝殿

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-847
【指定番号】00015-00
【種別】考古資料
【指定名称】七支刀
【ふりがな】しちしとう
【員数】1口
【時代・年】古墳時代
【ト書】泰□四年□月十六日在銘
【所有者】石上神宮
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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