国宝『大燈国師墨蹟(看読真詮榜)』
大徳寺の開山で、宋風の書をよくした「大燈国師」=宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)による墨蹟で、冒頭は「看読真詮榜(かんとくしんせんぼう)」で始まり、略して「看経榜(かんきんぼう)」と呼ばれる。 看読真詮榜とは、真理=経典を指す「真詮」を「看読」=読むことで、榜は立札など告知するものを指す。 建武元年(1334年)の修正会に際して書かれたもの。
この国宝を観るには
真珠庵は拝観謝絶の寺院で一般公開はされていないが、特別公開されることがある。 そういった際も、国宝の墨蹟は公開されず、公開の履歴も見当たらないので、ごく少ないものと思われる。
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-577
出典:国指定文化財等データベース一部抜
【指定番号】00029-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】大燈国師墨蹟〈看読真詮榜/〉
【ふりがな】だいとうこくしぼくせき
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】鎌倉~南北朝
【所有者】真珠庵
【国宝指定日】1951.06.09