国宝『阿弥陀経註(親鸞筆)』
経典名の最後に付く「註(ちゅう)」は解説のことで、親鸞が阿弥陀経を書写し、その余白には当時すでに成立していた複数の注釈書の引用を、細かい字で記入している。 引用された書物の年代から、親鸞が比較的若い前半生に制作したと考えられる。 昭和18年に、同じく国宝に指定されている『観無量寿経註』と共に、西本願寺から発見された。
この国宝を観るには
公開される機会が少なく、親鸞や浄土真宗に関する大規模な展覧会に出展されることがある。
公開履歴
2023/5/2~5/11 京都国立博物館「親鸞-生涯と名宝」
2011/11/8~12/4 東京国立博物館 特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-624
出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
【指定番号】00084-00
【種別】書跡典籍
【指定名称】阿弥陀経註〈親鸞筆/〉
【ふりがな】あみだきょうちゅう
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【作者】親鸞
【所有者】本願寺
【国宝指定日】1952.03.29