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国宝-建築|金蓮寺 弥陀堂[愛知]

国宝DB-建築

国宝『金蓮寺 弥陀堂』

源頼朝が、三河国の守護であった安達盛長に命じて建立させた「三河七御堂」の一つで、愛知県最古の木造建築。 三河七御堂のうち、当時の堂宇が現存するのは、この弥陀堂のみ。 この寺が建つのは「吉良町」で、忠臣蔵で有名な吉良氏の領地であり、その庇護を受けた時代もある。

桁行3間(正面から見た柱の間が3つ)、梁間3間(奥行きの柱の間が3つ)で、屋根は檜皮葺で寄棟造り。 庇が広く、正面は蔀戸になっており、住宅建築の特徴もみられる。 中には、来迎壁の付いた須弥壇が置かれ、鎌倉時代の阿弥陀三尊像(愛知県指定文化財)がまつられている。

国宝『金蓮寺 弥陀堂』
国宝『金蓮寺 弥陀堂』内部

この国宝を観るには

以前は、外観はいつでも観られ、内部は特別公開や観光ボランティアガイドへの申し込みが必要だったが、2022年時点では¥200を集金箱に入れて内部を拝観できるようになっている。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-1277
【指定番号】00181
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】金蓮寺弥陀堂
【ふりがな】こんれんじみだどう
【員数】1棟
【時代・年】鎌倉後期(1275~1332年)
【構造・形式】桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、正面一間通り庇、左側面後部二間庇、すがる破風造、檜皮葺
【所在地】愛知県西尾市吉良町饗庭七度ケ入1
【国宝指定日】1955.06.22
【説明】鎌倉時代初期建立。阿弥陀堂建築の一例で、住宅風である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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