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情報|草戸千軒ミュージアム「戦国の争乱から太平の世へ」2019/10/10~12/1[広島]

情報-博物館・美術館

草戸千軒のこと

中世頃に、現在の広島県福山市に発展した都市で、福山駅の西を流れる芦田川の河川敷から発見されました。 数度に渡る洪水で水没したということが、古文書などで伝わっていたようです。 木簡や生活用品など、当時の生活を知る遺物が多数出土し、港町らしく唐渡りの陶磁器なども出土しています。

草戸千軒ミュージアムは、広島県立歴史博物館の愛称のようで、草戸千軒遺跡からの出土品が展示保管されています。 草戸千軒の様子が、実物大で再現されるコーナーもあって、当時の空間に入ることができるようです。

草戸千軒に関する常設展示のほかに、年に数度の特別展が企画されます。 福山城公園の一角にあるので、観光プランにも加えやすそうです。

戦国の争乱から太平の世へ

今年2019年は、大坂の陣の功績で郡山藩主となっていた「水野勝成」が、福山藩に加増のうえ転封されて400年の年にあたります。 それを記念して、大内・尼子・毛利など西国大名が入り乱れる戦国時代から、江戸幕府開幕で福島正則が藩主となり、その後の水野時代に続く平和な世の中までを、古文書や愛用の品などで紹介して頂けます。

草戸千軒ミュージアム「戦国の争乱から太平の世へ」

この展覧会で観られる国宝

平家納経

前期(10/10~11/4) 法華経 嘱累品第二十二
後期(11/6~12/1) 法華経 化城喩品第七

草戸千軒ミュージアム「戦国の争乱から太平の世へ」チラシから平家納経部分

平安時代末期の平家全盛期に、当時最高の工芸を凝らし、一門が自ら書写して厳島神社に奉納した装飾経です。 なぜ今回出展されたかというと、福山藩の初代藩主「福島正則」が平家納経の修復を命じ、琳派の祖ともいわれる俵屋宗達が修復を手掛けたそうです。 その時に修復された3巻のうち、2巻が前後期で展示されるようです。 

その他の出展品

重文「吉川家文書」より「足利義昭御内書」
「刀 銘 福島大夫和泉守ヲ上ル」伝福島正則所持[厳島神社]
「足利義昭胴肩衣」[常國寺/福山]
「扇子」[毛利博物館]
「伝神辺城城中品」福島正則~水野勝俊時代のもの
「毛利元就画像」[毛利博物館]
「毛利輝元画像」[毛利博物館]
「福島正則画像」[大阪城天守閣]
「水野勝成画像」[賢忠寺/福山]

展覧会 概要

期間:2019/10/10~12/1
休日:毎月曜日(祝日は開館し、翌火曜が休館)
時間:9:00~17:00(入館は30分前まで)
料金:一般¥800、高大生¥520、小中生¥350
公式サイト:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/rekishih/

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