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国宝-建築|大崎八幡宮 本殿・石の間・拝殿[宮城]

国宝DB-建築

大崎八幡宮のこと

仙台市青葉区にある神社で、創建の詳細は不明だが坂上田村麻呂にまでさかのぼるといわれる。 室町頃に奥州管領の大崎氏が現在の宮城県大崎市に遷し「大崎八幡宮」となった。 その後、伊達正宗が仙台城の鬼門(北西)にあたる現在の場所に遷し、その際に国宝の社殿も寄進している。

国宝 大崎八幡宮
大崎八幡宮 境内

国宝『本殿・石の間・拝殿』

慶弔2年(1607年)に、伊達正宗が豊臣方の大工だった梅村彦左衛門家次らを招いて作らせたもので、この社殿の後には瑞巌寺も手がけている。 本殿の手前に石の間と拝殿のある権現造で、総黒漆塗りに長押や破風には極彩色の装飾や飾り金具などで彩られ、本殿内部には狩野派による障壁画や左甚五郎のものと伝わる彫刻なども残されている。

国宝 大崎八幡宮
国宝 大崎八幡宮

この国宝を観るには

境内は自由参拝可能なので、いつでも拝観することはできるが、祈願の受付は9:00~16:00となっている。

アクセス(JR):仙山線「国見駅」徒歩15分、「 東北福祉大前駅」徒歩15分
アクセス(バス):仙台駅西口バス乗り場から10番・15番乗り場利用「大崎八幡宮前バス停」下車
アクセス(仙台城跡から):コミュニティバス「るーぷる仙台」あり

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-116
【指定名称】大崎八幡宮
【ふりがな】おおさきはちまんぐう
【時代・年】桃山時代・慶長12年(1607年)
【構造・形式】◎本殿:桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、こけら葺  ◎石の間:桁行一間、梁間一間、一重、両下造、こけら葺 ◎拝殿:桁行正面七間、背面五間、梁間三間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝五間、軒唐破風付、こけら葺
【所在地】宮城県仙台市青葉区八幡四丁目
【所有者】大崎八幡宮
【重文指定日】1903.04.15
【国宝指定日】1952.11.22
【詳細】大崎八幡神社は伊達政宗によって造営され、慶長12年頃完成した。この建築は豊国廟の建築を模したと伝えられ、隨所に見事な彫刻、彩色をほどこした権現造社殿で、仙台地方に移入された桃山建築の優秀な遺構である。

出典:国指定文化財等データベース

ご朱印

ついでにグルメ

参道に茶店があり、有料の甘味・抹茶セットのほか、自動販売機もあり無料休憩所も兼ねている。

大崎八幡宮 参道茶店「鞍」
大崎八幡宮 参道茶店「鞍」
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