法隆寺 東院 鐘楼[奈良]

国宝データ-建築

法隆寺「東院」のこと

法隆寺の東院エリアは、聖徳太子の営んだ宮殿「斑鳩宮」の跡地にあたる。 聖徳太子が推古30年(622年)に49歳で亡くなり、子孫が蘇我氏によって滅びると宮一帯は荒廃するが、それを嘆いた行信僧都が聖徳太子の菩提を弔うために夢殿を建立した。 フィクションでは聖徳太子が夢殿に籠るような表現もあるが、没後100年以上後に建てられたものである。

鐘楼の他、『東院夢殿』『東院伝法堂』が国宝に指定されている。 夢殿の中には、聖徳太子の姿を写したとする国宝『救世観音』や2躯の国宝高僧像が安置されている。

夢殿[法隆寺東院/奈良]

国宝『鐘楼』

法隆寺の東院は、夢殿を中心に周囲を廻廊で囲まれているが、鐘楼は廻廊の南西角外側に建てられている。 鎌倉時代前期に建てられたとされるが、部材の中には更に古い時代のものもみられ、以前あった鐘楼を解体修理のような形で建てられたと考えられる。 中には奈良時代に作られた梵鐘が吊られ、印刻で「中宮寺」と彫られている。

国宝『東院鐘楼』法隆寺
国宝『東院鐘楼』法隆寺
国宝『東院鐘楼』法隆寺

この国宝を観るには

東院の拝観は、夢殿を囲む廻廊の入口でチケットを見せるため、鐘楼は時間内なら無料で拝観することができる。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-2696
【指定番号】00173
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】法隆寺東院鐘楼
【ふりがな】ほうりゅうじとういんしょうろう
【員数】1棟
【時代・年】鎌倉時代前期
【構造・形式】桁行三間、梁間二間、袴腰付、入母屋造、本瓦葺
【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
【国宝指定日】1955.02.02

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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