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国宝-建築|旧閑谷学校 講堂[岡山]

国宝データ-建築
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閑谷学校のこと

閑谷学校(しずたにがっこう)は、寛文10年(1670年)に岡山藩主の池田光政によって創建された公立の学校で、庶民も学べる学校としては世界最古だといわれる。 山水清閑にして読書講学にふさわしい場所であることから、閑谷学校と名付けられ、頼山陽や大塩平八郎も訪れるほど高名となった。 光政の子で岡山藩2代藩主の池田綱政は、父の遺志を継いで推進し、藩主の国替えなどでも財政難にならないように、閑谷学校に独立した領地を定めている。 

旧閑谷学校 鶴鳴門と国宝の講堂

国宝『講堂』

閑谷学校の創建は岡山藩士の津田永忠を中心に進められ、当初は簡易な建物だったが、講堂が完成した元禄14年(1701年)頃には現在も残る建物が建ち揃う。 

講堂は桁行(横幅)19.4m、梁間(奥行)15.6mの平屋で、屋根は備前焼の瓦が葺かれた入母屋造である。 10本の欅の丸柱が支える「内室」は、漆を塗っては拭き取る作業を重ねる「拭き漆」の床が美しく、火灯窓の壁の外側には「入側」と呼ばれる広い縁が囲んでいる。

講堂の南側西寄りには、藩主が訪問した時に使う数寄屋作りの「小斎」が隣接し、講堂の西には農民が学ぶ「習芸斎」や、教師と生徒が湯茶を喫した「飲室」が接続している。 これらの建物は重要文化財に指定されている。

旧閑谷学校 国宝『講堂』
旧閑谷学校 国宝『講堂』内室
旧閑谷学校 国宝『講堂』内室の四方を入側が囲む

この国宝でのイベント

釈菜(せきさい)

10月の後半に行われる「釈菜(せきさい)」は、孔子の徳をたたえる行事で、聖廟(孔子廟)での儀式や講堂での論語の朗読と講義、甘酒と弁当を頂く分胙の儀が行われる。(有料で応募者多数の場合は抽選)

閑谷論語塾

講堂は通常「内室」に入ることはできないが、月に1~2回開かれる「閑谷論語塾」では、内室に座り論語の講義を聴くことができる。

※日程は、今月の国宝カレンダーか、公式サイトでご確認ください。

この国宝を観るには

12/29~31は休館だが、それ以外は9~17時まで見学可能。 一般¥400

JR山陽本線「吉永駅」から備前市営バス吉永線・南北線で約12分(1時間に1本程度)
JR赤穂線「備前片上駅」から備前市営バス吉永線で約15分(1日4本、土は2本、日は運休)

閑谷学校 資料館

講堂から西方向へ少し離れた、元は寄宿舎の「学房」があった場所に資料館が建っており、閑谷学校の詳しい資料が展示されている。 この資料館は、明治38年(1905年)に建てられた「私立中学閑谷黌」の本館で、有形文化財に指定されている。

旧閑谷学校 資料館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-3053
【指定番号】00160
【種別】近世以前/その他
【指定名称】旧閑谷学校
【ふりがな】しずたにがっこう
【棟名】講堂
【ふりがな】こうどう
【員数】1棟
【時代・年】元禄14年(1701年)
【構造・形式】桁行19.4m、梁間15.6m、一重、入母屋造、本瓦葺
【附指定】壁書1枚、丸瓦1枚
【所在地】岡山県備前市閑谷
【重文指定日】1938.07.04
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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