仏眼仏母像[高山寺/京都]

仏眼仏母像[高山寺/京都]

仏眼仏母とは

仏眼仏母(ぶつげんぶつも)は、仏眼尊(ぶつげんそん)ともいい、密教で仏の智を象徴する眼を神格化し、仏を生み出すとされ、大日如来や釈迦の化身ともされる。

国宝『仏眼仏母像』

縦2m弱×横127cmと大型の仏画で、画面いっぱいに正面を向く仏眼仏母を描く。 何層にもなった白い蓮華座に坐し、白い体に白衣をまとう清浄な姿で、頭上には智慧を象徴する獅子冠を戴く。 体と衣が白いのに対し、瓔珞など総省狂いは華やかな色あいが付けられている。

画面の上部左右には、明恵の直筆による賛があり、その中には和歌「もろともにあはれとおぼせわ仏よきみよりほかにしる人もなし」や「无耳法師之母御前也(みみなしほうしのははごぜんなり)」と書かれる。 幼い頃に両親を亡くした明恵は、釈迦を父、仏眼仏母を母と慕ったといい、釈迦に近づくために仏眼仏母像の前で右耳を切り落としたという。 

この国宝を観るには

高山寺では公開されておらず、展覧会へ出展された時に観ることができる。

公開履歴

2019/4/16~5/6 中之島香雪美術館「明恵の夢と高山寺
2015/4/28~5/17 東京国立博物館「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-17
【指定番号】00015-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色仏眼仏母像
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくぶつげんぶつもぞう
【員数】1幅
【時代・年】鎌倉時代
【ト書】明恵上人筆の賛文がある
【所有者】高山寺
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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