白描絵料紙墨書金光明経(目無経)[京都国立博物館]

国宝データ-絵画

国宝『白描絵料紙墨書金光明経』

建久3年(1192年)に後白河法皇が崩御すると、その菩提を弔うために、法王が生前に絵巻の制作を進めていた料紙を使用して、写経された。 このため、経典の内容や仏教の教義とは全く関係のない、公家の男女が描かれている。

屋根のない吹抜屋台の邸宅に、十二単など平安装束をまとった貴人を描くが、その顔には目鼻口が描かれていないので「目無経」と通称される。 目無経は、金光明経4巻と理趣経1巻の5巻だったようだが、この金光明経巻第3と、五島美術館所蔵の国宝『白描絵料紙理趣経』が完本として現存する。 他は断簡として各所に分蔵され、この5巻の他にも同料紙を使用したと思われる経巻の一部も残る。

参考:大方広仏華厳経巻第九断簡(目無経)[東京国立博物館]

この国宝を観るには

所蔵する京都国立博物館での通常展(名品ギャラリー)や、特別展へ出展されることがある。 他館への貸し出しもまれにある。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-93
【指定番号】00090-00
【種別】絵画
【指定名称】白描絵料紙墨書金光明経〈巻第三/〉
【員数】1巻
【時代・年】建久3年(1192年)
【ト書】建久三年四月書写の奥書がある
【所在地】京都国立博物館
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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