禅機図断簡(丹霞焼仏図)因陀羅筆[石橋財団]

禅機図断簡(丹霞焼仏図)因陀羅筆[石橋財団]

禅機図断簡とは

元は1巻だった因陀羅筆の「禅機図断簡」は、同名の国宝指定が5件あり、都内の美術館博物館が1巻ずつ持っている。 中国の禅僧「因陀羅」の作で、同じく中国の禅僧「楚石梵琦」の賛(画の上部などにコメントを書いたもの、自画自賛の語源)

因陀羅の画は中国には残っておらず、文献などにもあまり登場しないらしい。 解説などで「独特な筆」と書いてあることも多く、髪やひげなどは乾いた筆をこすりつけるように描かれている。

国宝『禅機図断簡(丹霞焼仏図)』

画の左側でしゃがんでいるのが「丹霞」という僧で、寒いので仏像を燃やして暖をとっていいる。 それを右側の僧にとがめられて「舎利のない仏はただの薪」と平然とやりこめたという話。 禅画の画題にされることが多い。

福岡藩黒田家の旧蔵品で、昭和になるまで同家に伝わったが、雪舟の四季山水図4幅などと共に、実業家の石橋正二郎氏の所有となる。

国宝『禅機図断簡(丹霞焼仏図)』アーティゾン美術館
国宝『禅機図断簡(丹霞焼仏図)』アーティゾン美術館

国宝に指定された『禅機図断簡』一覧

禅機図断簡(布袋蔣摩訶問答図)因陀羅筆[根津美術館]
禅機図断簡(智常禅師図)因陀羅筆[静嘉堂文庫]
禅機図断簡(寒山拾得図)因陀羅筆[東京国立博物館]※画像あり
禅機図断簡(丹霞焼仏図)因陀羅筆[石橋財団]
禅機図断簡(智常・李渤図)因陀羅筆[畠山記念館]

この国宝を観るには

石橋財団の「アーティゾン美術館(前身は石橋美術館)」で公開されることがあるが、それほど多くない。

公開履歴

2020/6/23~8/16 アーティゾン美術館「石橋財団コレクション選」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-100
【指定番号】00097-0
【種別】絵画
【指定名称】紙本墨画禅機図断簡〈因陀羅筆/(丹霞焼仏図)〉
【員数】1幅
【国】中国
【時代・年】元時代
【作者】因陀羅
【ト書】楚石梵琦の賛がある
【所在地】アーティゾン美術館
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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