禅機図断簡(寒山拾得図)因陀羅筆[東京国立博物館]

禅機図断簡(寒山拾得図)因陀羅筆[東京国立博物館]

禅機図断簡のこと

元は1巻だった因陀羅筆の「禅機図断簡」は、同名の国宝指定が5件あり、都内の美術館博物館が1巻ずつ持っている。 中国の禅僧「因陀羅」の作で、同じく中国の禅僧「楚石梵琦」の賛(画の上部などにコメントを書いたもの、自画自賛の語源)

因陀羅の画は中国には残っておらず、文献などにもあまり登場しない。 解説などで「独特な筆」と書いてあることも多く、髪やひげなどは乾いた筆をこすりつけるように描かれている。

禅機図断簡(寒山拾得図)

国宝『禅機図断簡(寒山拾得図)』

天台山国清寺に住む寒山と拾得は、いつも2人で話しているが周りの人にはよくわからない内容だったが、豊干禅師は理解してかわいがっていた。 豊干によると、実は寒山拾得は文殊菩薩・普賢菩薩の化身だという。 禅宗で好まれる画題で日本でもよく描かれた。

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国宝に指定された『禅機図断簡』一覧

禅機図断簡(布袋蔣摩訶問答図)因陀羅筆[根津美術館]
禅機図断簡(智常禅師図)因陀羅筆[静嘉堂文庫]
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文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-91
【指定番号】00088-0
【指定名称】紙本墨画禅機図断簡〈因陀羅筆/(寒山拾得図)〉
【員数】1巻
【作者】因陀羅
【ト書】楚石梵琦の賛がある
【国・時代】中国・元時代
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ 2018.10.12

東京国立博物館東洋館「中国書画精華」

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