親鸞聖人像(鏡御影)[西本願寺]

親鸞聖人像(鏡御影)[西本願寺]

国宝『親鸞聖人像(鏡御影)』

浄土真宗の祖「親鸞聖人」の70歳頃の姿を写したもので、平安末期~鎌倉頃に流行した「似絵(にせえ=やまと絵の肖像画)」で描かれている。 顔は繊細な線でリアルに描写されているが、体は力強い線で表現されている。 作者は、似絵の名手「専阿弥陀仏」といわれ、鏡に写したように似ているという意味で「鏡御影(かがみのごえい)」と呼ばれている。

「附」として、愛知県の安城市に伝わった「安城御影(あんじょうのごえい)」1幅と、その副本1幅も国宝に指定されている。 安城御影は83歳頃のものだといわれ、親鸞聖人による偈(仏を讃する詩)が直筆で書かれている。

親鸞聖人のこと

親鸞聖人は、平安時代の末に京都南部「日野」で、日野家(藤原氏)の一族として生まれた。 9歳で出家し、比叡山で修行を積むが悟りを得られず下山し、六角堂に100日籠ると夢のお告げを得て、東山吉水(現在の知恩院あたり)で庵を結んでいた法然聖人に弟子入りする。 旧仏教勢力により流罪にあうが、半聖半俗の中で妻帯し、後に妻子を伴い関東で念仏を広める。 63歳頃に京都に戻ってからは多くの著書を残し、90歳で亡くなるまで布教を続けた。

この国宝を観るには

所有者である「本願寺(西本願寺)」が母体の龍谷大学の施設「龍谷ミュージアム」の特別展で数年に一度程度は公開される。 他館へ貸し出される場合もある。

この国宝の画像は

西本願寺 公式サイト 「観る」→「名宝」で見られます

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-135
【指定番号】00129-00
【種別】絵画
【指定名称】紙本墨画親鸞聖人像(鏡御影)
【員数】1幅
【時代・年】鎌倉時代
【ト書】「専阿弥陀仏〈信実朝巨息也/号袴殿〉(略)奉図画云々」の延慶三年の裏書がある
【国宝指定日】1956.06.28
【附指定】絹本著色親鸞聖人像(安城御影)、絹本著色親鸞聖人像〈安城御影/副本〉

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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