風俗図屏風(彦根屏風)[彦根城博物館/滋賀]

風俗図屏風(彦根屏風)[彦根城博物館/滋賀]

国宝『風俗図屏風(彦根屏風)』

正式名称は『風俗図屏風』で、彦根藩井伊家に伝わったので「彦根屏風」の通称で呼ばれ、江戸時代初期の遊里で遊ぶ男女の様子を描いたものだといわれている。 作者は不明だが、狩野派の絵師によるものだという説が有力。

左から、水墨画の山水図屏風の前で三味線を弾く人々、その隣では「双六」遊びをしており、中央には恋文を書いていると思われる女性、右には阿国歌舞伎のような姿で立っている若衆や犬を連れた女性などが描かれている。

当時の俗的な様子を描いたものだが、屏風や障壁画の題材として好まれた「琴棋書画」の見立てで描かれており、琴は三味線、棋は双六、書は恋文、画は後ろに立てられた水墨画の山水屏風になっている。

琴棋書画とは

中国で風流な文人のたしなみとされた「琴棋書画(きんきしょが)」は、絵の題材にもよく採用され、日本でも室町時代以降は画題にされるようになる。 作詩を入れた「琴棋詩書画(きんきししょが)」ともいう。

琴:楽器の中で最も好まれた
棋:囲碁のこと、品の良い娯楽だった
書:書道だが、作詩など文章を作ることも含まれる
画:描くことも観ることもよしとされた

こちらで画像が見られます

彦根城博物館の公式サイト「収蔵品」→「書画」で画像を見られます。

この国宝を観るには

管理保管をする彦根城博物館で、毎年4~5月頃、桜の開花からGWあたりに公開されることが多い。

【台帳・管理ID】201-117
【指定番号】00111-00
【種別】絵画
【指定名称】紙本金地著色風俗図〈/(彦根屏風)〉
【員数】6面
【国】日本
【時代・年】江戸時代
【所在地】彦根城博物館
【所有者】彦根市
【国宝指定日】1955.02.02

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

文化財指定データ

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