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国宝-彫刻|二十八部衆立像[三十三間堂/京都]

国宝DB-彫刻

国宝『二十八部衆立像』

像高150~170cmと頭身程度の大きさで、鎌倉時代に作られた、寄木造り・玉眼で彩色がされている。 姿はまちまちで、仁王や四天王など天部が多く含まれる。 特に「婆藪仙人」は、痩せた老人の姿をしており、写実的に表しているとして有名。 現在は、千体千手観音像の最前列に安置されている。

三十三間堂パンフレットより「毘沙門天」
三十三間堂パンフレットより「毘楼博叉天」

二十八部衆

千手観音の眷属で守護するとされるが、他の国ではあまり見られず、由来が不明の尊格もある。 名称などは諸説あり、入れ替わる場合もある。

梵天(ぼんてん)
帝釈天(たいしゃくてん)
大弁功徳天(だいべんくどくてん)
那羅延堅固王(ならえんけんごおう)
密迹金剛(みっしゃくこんごう)
摩醯首羅王(まけいしゅらおう)
東方天(とうほうてん)
金色孔雀王(こんじきくじゃくおう)
毘楼勒叉天(びるろくしゃてん)増長天
毘沙門天(びしゃもんてん)
毘楼博叉天(びるばくしゃてん)広目天
摩和羅女(まわらにょ)
満仙王(まんせんおう)
神母天(じんもてん)
五部浄(ごぶじょう)
難陀龍王(なんだりゅうおう)
迦楼羅王(かるらおう)
緊那羅王(きんならおう)
摩睺羅伽王(まごらがおう)
阿修羅王(あしゅらおう)
金大王(こんだいおう)
乾闥婆王(けんだつばおう)
沙迦羅王(さからおう)
金毘羅王(こんぴらおう)
満善車王(まんぜんしゃおう)
散脂大将(さんしたいしょう)
畢婆迦羅王(ひばからおう)
婆藪仙人(ばすせんにん)

三十三間堂の国宝

三十三間堂(蓮華王院 本堂)
千手観音坐像(湛慶作)
風神・雷神像
二十八部衆立像 ※このページ
千手観音立像 1001躯

この国宝を観るには

三十三間堂の拝観時間内なら、いつでも参拝できる。 

4月~11/15:8:30~17:00
11/16~3月:9:00~16:00
拝観料:一般¥600、高中生¥400、小学生以下¥300

寺外での公開

2021/7/24~9/12 京都国立博物館「京の国宝」摩睺羅・婆藪仙人

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-252
【指定番号】00089-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造二十八部衆立像(所在蓮華王院本堂)
【ふりがな】もくぞうにじゅうはちぶしゅうりゅうぞう
【員数】28躯
【時代・年】鎌倉時代
【所有者】妙法院
【国宝指定日】1955.02.02

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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