スポンサーリンク

国宝-工芸|七星剣[四天王寺/大阪]

国宝DB-工芸

国宝『七星剣』

飛鳥時代に作られた、反りのないまっすぐな刀「直刀」で、聖徳太子の佩刀だったと伝わる。 刀身に、北斗七星や雲文などを象嵌してあり、儀式用の剣だったと考えられている。 星文を表した刀剣類は、他には正倉院宝物や法隆寺献納宝物でしか残っていない、貴重な大刀である。

この国宝を観るには

東京国立博物館に寄託されているが、ほとんど公開されることがない。 2005年に東京国立博物館の通常展で、2006年に四天王寺の宝物館で公開された。

公開履歴

2021/11/17~2022/1/10 サントリー美術館「聖徳太子-日出づる処の天子

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-342
【指定番号】00055-00
【種別】工芸品
【指定名称】七星剣
【ふりがな】しちせいけん
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】飛鳥時代
【寸法・重量】長62.4cm、元幅2.4cm、先幅1.8cm、鋒長1.7cm
【品質・形状】切刃造、丸棟、内反りごころの直刀。鍛は板目柾がかり、やや疲れて肌立ち、刃文は直刃ほつれごころで大きく焼落として小沸つき、帽子はない。
【所有者】四天王寺
【国宝指定日】1952.03.29
【説明】丙子椒林剣と共に聖徳太子の剣と伝えられる。星文を象嵌したものは、ほかに正倉院御物中、法隆寺献納宝物中に有る以外には遺例のない貴重な大刀である。上古刀中稀有の優品であり、保存も良好である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
タイトルとURLをコピーしました