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国宝-工芸|金銅宝相華文磬[瀧谷寺/福井]

国宝DB-工芸

磬(けい)とは

仏教の法要や読経の際に使用する楽器(仏具)で、“ヘ”の字型の金属製の板を吊るし、小型の撞木で叩いて音を出す。 中央には、梵鐘のように蓮華を模った撞座があり、その左右には模様が描かれ、その模様により「孔雀文磬」「宝相華文磬」などと呼ばれる。 現在、5点が国宝に指定されている。

参考:孔雀文磬[東京国立博物館]

国宝『金銅宝相華文磬』

福井県坂井市三国町にある「瀧谷寺(たきだんじ)」は、南北朝時代に創建された新義真言宗の寺院で、領主や藩主の庇護を受けてきた。 

銅に金メッキを施した金銅製で、唐草の先に5弁の花が咲く架空の「宝相華」の模様が線刻で彫られ、周囲は小さい粒が密集したような「魚々子(ななこ)」地になっている。 平安時代頃に作られたもので、古風な様式を残している。 蓮花型に飾られた撞く部分「撞座(つきざ)」には、「奉施入文殊寺」と印刻されている。

寺外での公開

2015/3/7~3/18 福井県立歴史博物館「三国の古刹 瀧谷寺の宝物」

国宝に指定された磬

孔雀文磬[中尊寺地蔵院/岩手]
金銅宝相華文磬[瀧谷寺/福井]※このページ
金銅蓮花文磬[禅林寺/京都]
孔雀文磬(弥勒寺金堂承元三?八月五日奉鋳法印祐清在銘)[宇佐神宮管理/大分]
華原磬[興福寺/奈良]

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-389
【指定番号】00101-00
【種別】工芸品
【指定名称】金銅宝相華文磬
【ふりがな】こんどうほうそうげもんけい
【員数】1面
【国】日本
【時代・年】平安時代
【寸法・重量】肩間23.9cm、弦27.0cm、博9.5cm、縁厚0.6〜0.9cm、撞座径8.2cm、重量1117.5g
【品質・形状】通常の両面磬で、総体に薄く、山形は低平であるが、裾がやや鋭く貼って形態峻鋭の趣がある。縁は厚みの少ない双子筋で、薄肉の撞座は内縁を越すまで豊に大きく広がっている。
【画賛・銘等】陰刻:奉施入(撞座)文殊寺
【所有者】瀧谷寺
【国宝指定日】1953.03.31
【説明】総体に古風で、やや鋭さがある。撞座が豊かで大きいものは他に例が少なく、文様は典麗、彫りは精緻で平安時代の優作の一つに挙げられる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜
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