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まとめ|国宝が常時展示されている 美術館・博物館

特集・まとめ・資料

他館や展覧会への貸出や修復などで、公開されない場合もあります。 訪問の際は、各館のWebサイトなどでご確認ください。

北海道・東北

函館市縄文文化交流センター[北海道]

土偶(中空土偶) [考古資料]

中空土偶は「展示室4」で常時展示されています。 その他、函館市の縄文遺跡からの出土品が展示され、縄文に関連した体験メニュー(有料)もあります。 同じ施設に道の駅「縄文ロマン 南かやべ」があり、日本で唯一の「国宝のある道の駅」として縄文や国宝土偶にちなんだお土産を売っています。

遠軽町埋蔵文化財センター[北海道]

北海道白滝遺跡群出土品[考古資料]

まだ土器が作られていない先土器時代には、石や骨で作った刃物や釣針で狩猟をしていたようです。 火山のマグマが固まってできた黒曜石は、ガラス質で鋭利な刃物になったので、産地以外でも出土して、当時の交易の様子がうかがえます。 この文化財センターがあるオホーツク地方は黒曜石の名産地で、大小さまざまな石器が展示されています。 冬場は土日祝が休館になるようです。

八戸埋蔵文化財センター是川縄文館 [青森]

土偶(合掌土偶) [考古資料]

合掌土偶は「国宝展示室」で常時展示され、国宝以外にも是川遺跡や風張遺跡からの出土品が常設展示されています。 併設のレストランでは、縄文時代に食べられていた古代米やドングリを使ったメニューが楽しめるようです。

仙台市博物館[宮城]

大規模改修のため長期休館していましたが、2024/4/2にリニューアルオープンします。

慶長遣欧使節関係資料[歴史資料]

伊達政宗が、家臣の支倉常長らを使節団としてヨーロッパに派遣し、ローマ法王やスペイン国王に謁見してローマの市民権証や絵画などを授けられました。 支倉常長は洗礼を受けたようで、ロザリオなどキリスト教関連のものも多いです。 改修以前は、47点の国宝から交替で、テーマ展示室2に展示されていました。

山形県立博物館[山形]

土偶(縄文の女神) [考古資料]

縄文の女神は「第2展示室」で常時展示されています。 この博物館は、山形地方の動植物や鉱物などの自然に関する展示から、縄文から近代にいたるまでの山形の発展に関する資料まで、幅広い内容が魅力です。

米沢市上杉博物館[山形]

上杉家文書[古文書]

上杉家文書は、博物館の上杉文華館(常設展示)で、常時数点が公開されます。 武家の文書類としては初めて国宝に指定されたもので、2018通、4帖、26冊の中から、年間・月間それぞれにテーマが決められ、約1ヶ月ごとに展示替えがあります。 春秋の各1ヶ月は、もう1件の国宝 『洛中洛外図屏風(上杉本)』狩野永徳筆 が公開されます。

関東

群馬県立歴史博物館[群馬]

群馬県綿貫観音山古墳出土品 [考古資料]

埴輪などの出土品が「国宝展示室」で常時展示されています。 常設展示では旧石器時代から現代までの群馬の発展に関する資料が展示され、年に何度かは企画展やテーマ展示が開催されます。 北に1kmほどの距離に観音山古墳があり、復元整備されているので見学することができます。(石室内部は見学不可)

埼玉県立さきたま史跡の博物館[埼玉]

武蔵埼玉稲荷山古墳出土品 [考古資料]

※2023/9/1~2024/3/31まで工事休館

稲荷山古墳出土品は、代表的な金錯銘鉄剣や馬具などが「国宝展示室」で常時展示されています。 博物館のある「さきたま古墳公園」には古墳が点在し、国宝が出土した稲荷山古墳には、発掘された様子の分かるパネル展示があります。 2023~24年の休館後からは、国宝の中でも代表的な「金錯銘鉄剣」はレプリカの展示になります。

香取市伊能忠敬記念館[千葉]

伊能忠敬関係資料 [歴史資料]

地図や絵図、文書や記録類、書状、典籍、計測器具など全2345点から資料が公開され、年に5回の展示替えがあり、3月には伊能家伝来の雛人形なども展示されます。 周囲は小江戸と呼ばれる佐原の古い町並みが残り、近くに残る伊能忠敬旧宅は無料で見学することができます。

甲信越・北陸

十日町市博物館[新潟]

笹山遺跡出土深鉢形土器(火焔型土器・王冠型土器) [考古資料]

2020年にリニューアルオープンした十日町市博物館では「火焔型土器のクニ」「織物の歴史」「雪と信濃川」の3つのテーマで常設展示があり、国宝の火焔型土器・王冠型土器を始めとする土器が多数展示されています。 遺跡ツアーや縄文レストランなど、体験型の展示が楽しそうです。

石川県立美術館[石川]

色絵雉香炉(仁清作) [工芸品]

本館2階の「第1展示室」で、対になる重要文化財「色絵雌雉香炉」と共に常時展示されています。 この美術館では、前田家伝来の美術品を公開する展覧会があり、国宝が公開される機会が年に何度かあります。

茅野市尖石縄文考古館[長野]

土偶 中ッ原遺跡出土(仮面の女神) [考古資料]
土偶 棚畑遺跡出土(縄文のビーナス) [考古資料]

2点の土偶は「展示室B」で常時展示され、他にも尖石遺跡の紹介や、縄文時代の衣食住などの展示があります。 考古館のある尖石史跡公園には、縄文時代の復元住居があり、中に入ることもできます。

関西・山陰

大阪市立東洋陶磁美術館[大阪]

油滴天目茶碗 [工芸品]
飛青磁花生 [工芸品]

2022/2/7~2023年秋頃まで、館内改修のため長期休館

平常展やコレクション展として、ほとんどの期間で公開されています。 中国陶磁室Hは自然採光展示で、理想的な鑑賞環境が整えられています。

神戸市立博物館[兵庫]

桜ヶ丘銅鐸14個・銅戈7個 [考古資料]

博物館2階の「コレクション展示室」で、全ての銅鐸・銅戈が常時展示されています。 隣の部屋では、年に1月ほど本物の重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」が公開、残りの期間は複製が観られます。

一般¥300、大学生¥150、高校生以下は無料で、当日の特別展入場券を提示すると一般¥200、大学生¥100に割り引かれます。

古代出雲歴史博物館[島根]

荒神谷遺跡出土品 [考古資料]
加茂岩倉遺跡出土銅鐸 [考古資料]

博物館は出雲大社の参道東側にあり、常設の「テーマ別展示室」は出雲大社・出雲国風土記・青銅器の3つのテーマに分かれています。 青銅器コーナーでは、国宝を始めとする出土品と、復元品や再現模型などもあわせて分かりやすく展示されています。

九州・沖縄

福岡市博物館[福岡]

金印(漢倭奴国王印) [考古資料]

常設展示の「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」は、国宝の金印でスタートします。 1~3月頃には、国宝の2口の刀剣『太刀(日光一文字)』『刀(へし切長谷部)』が1月ずつ公開されます。 年に何度かは、国宝が出展される大きい特別展も開催されます。

伊都国歴史博物館[福岡]

平原方形周溝墓出土品 [考古資料]

新館3階にある「王墓の部屋」展示室で、銅鏡やアクセサリーを中心に国宝が常時展示されています。 同じフロアには、国宝が発見された時の状況を再現した模型や、弥生人の暮らしを紹介する展示室もあります。

那覇市歴史博物館[沖縄]

琉球国王尚家関係資料 [歴史資料]

特別展示室では1月ほどで展示替えが行われ、約60点の衣服類からテーマに合わせた2~3点、工芸品や文書類などが展示される。 国宝の中でも特に人気の高い「玉冠」はGW前後に特別公開され、3口の刀剣「千代金丸」「北谷菜切」「治金丸」の特別展示もある。

展示替えがあるものは今月のカレンダーへ

国立博物館

東京・京都・奈良・九州の国立博物館では、かなりの確率で国宝が公開されています。 公開情報は「今月のカレンダー 国立博物館」でご確認ください。

東京国立博物館 平成館で 東大寺山古墳出土品 肥後江田船山古墳出土品 など
        法隆寺宝物館で 海磯鏡 竜首水瓶 鵲尾形柄香炉 灌頂幡 など
京都国立博物館 タイミングにより、展示が無い時期もある
奈良国立博物館 なら仏像館で国宝仏像が公開されることが多い
九州国立博物館  宮地嶽古墳出土品 宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品 など

博物館・美術館 -通常展

いつも何かしらの国宝は展示されるが、複数の国宝から交替で公開されるものは、今月のカレンダーの「博物館・美術館 -通常展」でご確認ください。

国立歴史民族博物館[千葉]
宋版史記 宋版漢書 宋版後漢書 などから常時1冊が公開される。

徳川美術館[愛知]
婚礼調度(初音の調度) や刀剣類から、常に1~3点ほどが公開される。

ふくやま美術館[広島]
国宝7点を含む、全14点の「小松安弘コレクション」が、常時2点ずつ公開される。 タイミングによっては国宝の公開がない時期もある。


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