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国宝-工芸|華原磬[興福寺/奈良]

国宝DB-工芸

国宝『華原磬』

金属製の工芸品で、横たわる獅子の背中から六角の柱が伸び、柱に巻き付いた龍が円形の空間を作り、その円部分に銅鑼のような金鼓を吊るしている。 金鼓部分は鎌倉時代に後補されたもの。 寺伝によると、唐の高宗皇帝が興福寺に贈った宝物の1つで、これは能の「海人」にも謡われている。 

磬(けい)は、仏教の法要や読経の際に使用する楽器(仏具)で、金属や石の板を吊るし小型の撞木で叩いて音を出す。 元は西金堂に安置されていたもので、興福寺の古文書によると「金鼓一基」と記載されているのがこの華原磬だと考えられるが、いつから華原磬と呼ばれているかは不明である。 華原は中国にある石の名産地で、華原磬は華原産の石で作られた磬の意味となる。 

かつて西金堂に安置されていた遺物では、国宝『八部衆立像』『十大弟子立像』『金剛力士立像』『天燈鬼・竜燈鬼立像』などがあり、現在は全て国宝館で公開されている。

この国宝を観るには

興福寺国宝館に収蔵されており、中央に安置される国宝『千手観音像』の正面に据えられている。 開館時間内であれば、いつでも観ることができる。

9:00~17:00(入館は16:45まで)
原則として年中無休

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-343
【指定番号】00056-00
【種別】工芸品
【指定名称】華原磬
【ふりがな】かげんけい
【員数】1基
【国】中国
【時代・年】唐時代
【寸法・重量】総高94.0cm、金鼓径24.0cm
【品質・形状】鋳銅製で、下方に獅子が前脚を伸ばし、尾を立ててうずくまり、その背部に六角柱を縦、これに四竜が尾を絡ませ、腹部を半円形に曲げて立ち上がり、頸部において相合った姿を現す。
【所有者】興福寺
【重文指定日】1901.08.02
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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