金銅蓮花文磬[禅林寺(永観堂)/京都]

金銅蓮花文磬[禅林寺(永観堂)/京都]

磬とは

仏教の法要や読経の際に使用する楽器(仏具)で、“ヘ”の字型の金属製の板を吊るし、小型の撞木で叩いて音を出す。 中央には、梵鐘のように蓮華を模った撞座があり、その左右には模様が描かれ、その模様により「孔雀文磬」「蓮花文磬」などと呼ばれる。

参考:孔雀文磬[東京国立博物館]

国宝『金銅蓮花文磬』

永観堂の通称の方が有名な京都の「禅林寺」は、現在は浄土宗の寺院だが、空海の高弟だった「真紹」が開基で、永観律師の中興までは真言宗の道場であった。

銅の上に金メッキを施す「金銅」製で、蓮の唐草模様が表現され、すき間は「魚子地(ななこじ)」という細かい粒を蒔いたような模様がある。 国宝の指定は「平安時代」とされているが、寺の情報によると「唐代」となっている。 

この国宝を観るには

東京国立博物館に寄託されており、常設展への登場回数は比較的多い。 特別展などへ出展される場合もある。

公開履歴

2020/6/2~6/14 東京国立博物館
2019/1/2~4/7 東京国立博物館
2017/10/3~11/26 京都国立博物館「国宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-392
【指定番号】00104-00
【種別】工芸品
【指定名称】金銅蓮花文磬
【ふりがな】こんどうれんげもんけい
【員数】1面
【国】日本
【時代・年】平安時代
【寸法・重量】肩間26.4cm、弦27.8cm、博10.3cm、撞座径6.7cm、重量1593.7g
【品質・形状】鋳銅。低平横長の形で、弧の曲線はやや特異な形を示している。総体に厚手なつくりで、全面に肉取自在に蓮唐草文を鋳出して間に魚子をまき、表裏同文として鍍金している。
【所在地】東京国立博物館
【所有者】禅林寺
【国宝指定日】1953.03.31
【説明】意匠、形姿とも優れており、鋳技仕上げも美しい。平安時代の華麗な趣味を遺憾なく発揮している。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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