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国宝-工芸|赤絲威鎧(竹虎雀)[春日大社/奈良]

国宝DB-工芸

国宝『赤絲威鎧(竹虎雀)』

源義経奉納として有名だが、実際には鎌倉後期に作られたと推測される。 鎧には、馬に乗るときに用いる「大鎧」と、歩兵が用いた「胴丸」があるが、本品は大鎧で兜と大袖が付いている。 非常に華やかな装飾が施され、戦闘用ではなく奉納のために作られたと考えられる。

春日大社に伝わるもう1点の国宝大鎧『赤絲威鎧(梅鶯飾)』と区別するため、装飾の衣装から「竹虎雀」の鎧といわれる。 袖には竹の下に佇む虎を大きく金物で描き出し、縁取りの金具には竹の背景に雀が飛んでいる。 

春日大社宝物館チラシより
春日大社 国宝殿「金工の美」チラシより

この国宝を観るには

春日大社の国宝甲冑類は、平成22年(2010年)~平成26年(2014年)に修復が施されており、非常にコンディションの良い状態で観ることができる。 春日大社の国宝殿では常設展示はされないが、1~数年に1度は公開される。

公開履歴

2021/9/4~12/13 春日大社 国宝殿「金工の美
2020/7/14~9/23 春日大社国宝殿「Enjoy 鎧」※期間内の展示時期は未確認
2018/12/22~2019/3/24 春日大社 国宝殿「清明の美・春日大社の名刀」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-317
【指定番号】00032-00
【種別】工芸品
【指定名称】赤絲威鎧〈兜、大袖付/〉
【ふりがな】あかいとおどしよろい〈よろい、おおそでつき〉
【員数】1領
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】胴高64.7cm、兜鉢高12.0cm、大袖高45.5cm
【品質・形状】黒漆塗り鉄革小札一枚交じり、赤糸威し、耳糸亀甲打ち、畦目啄木、菱縫威毛に々、胴立挙共六段、草摺脇楯共四間五段。金具廻り、革所牡丹獅子染革包、小縁紅五星韋
【所有者】春日大社
【重文指定日】1927.04.25
【国宝指定日】1951.06.09
【説明】鎧の時代が頂点に達し、実用から遠ざかって威儀化した鎌倉時代末期の特色が著しいが、櫛引八幡宮の赤糸威鎧と共に、豪華を極めた装飾金物で著名な一領である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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