国宝-工芸|金銅透彫舎利塔(透彫舎利容器)[西大寺/奈良]

国宝データ-工芸

国宝『金銅透彫舎利塔』

高さ37cmの燈籠型の舎利容器で、元は南都七大寺の1つとして栄えたが寛仁元年(1017年)の火災で伽藍を焼失して衰退した「大安寺」に安置されていたものだという。 大安寺の旧蔵品は、興福寺北円堂の国宝『四天王立像』など、各所でみられる。

柱が6本の円筒形で中央には舎利壺を安置し、端は反り中央にかけてふくらむ屋根には火炎宝珠が乗せられている。 胴の周囲には繊細な透かし彫り、花弁型の屋根は魚々子地に龍や蓮華文が彫られ、蕨手には風鐸と瓔珞の装飾が下がるなど、デザイン・技術共に鎌倉時代の金工を代表する名品。

この国宝を観るには

奈良国立博物館に寄託されており、西大寺の宝物館「聚宝館」では展示されない。 機会はあまり多くないが、展覧会への出展や奈良国立博物館の通常展で、数年に1度は公開されている、

公開履歴

2021/2/16~3/21 奈良国立博物館「珠玉の仏教美術」
2017/10/20~12/10 山口県立美術館 「奈良 西大寺」
2017/4/15~6/11 三井記念美術館「奈良 西大寺展」
2015/10/18~11/29 九州国立博物館「美の国 日本」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-428
【指定番号】00134-00
【種別】工芸品
【指定名称】金銅透彫舎利塔
【ふりがな】こんどうすかしぼりしゃりとう
【員数】1基
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】総高37.0cm、胴高18.2cm
【品質・形状】銅造鍍金。総体を燈籠状につくって内部に舎利壺を置き、屋蓋上部の宝珠は更に精緻な小舎利塔の形につくる。屋蓋は輪郭六弁の花形で、上面は同心の圏条をもって四区に分ける。
【所有者】西大寺
【国宝指定日】1953.11.14
【説明】意匠秀抜、技巧は精緻で、舎利塔中の逸品といえる。鎌倉時代の彫金工芸の代表作である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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