寛平御時后宮歌合(十巻本)[東京国立博物館]

寛平御時后宮歌合(十巻本)[東京国立博物館]

国宝『寛平御時后宮歌合』

寛平元年頃に母后の班子女王の邸で催された歌合で、紀友則、紀貫之、壬生忠岑、大江千里らの名前がみられる。 春・夏・秋・冬・恋をテーマに、左右が各20首ずつを詠み、合計200首が詠まれている。

寛平御時后宮歌合(十巻本)[東京国立博物館]

この巻は歌合の当時に書かれたものではなく、後世に書写されたもので、宗尊親王の筆だという説もある。 近衛家に伝来した「十巻本歌合」の一部のため「十巻本」と呼ばれている。

寛平御時后宮歌合(十巻本)[東京国立博物館]

「歌合」とは

平安時代に宮中や貴人邸で開催された催しで、歌人を左右に分けて双方に交互に歌を詠ませ、その優劣を比べるもの。 文化的で雅な遊びとして始まるが、後世では和歌の力量が重んぜられるようになる。 

寛平御時后宮歌合(十巻本)[東京国立博物館]

后宮=班子女王

この歌合が行われたのは寛平時代(889~898年)で、時の天皇である宇多天皇もの母后(皇太后)の「班子女王」が主催した。 班子女王は桓武天皇の皇子「仲野親王」の娘で、光孝天皇が即位する前の親王の頃に妃となり、光孝天皇の即位とともに女御となる。 4男4女をもうけ、宇多天皇が即位すると皇太后になる。

寛平御時后宮歌合(十巻本)[東京国立博物館]表紙

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-599
【指定番号】00056-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】寛平御時后宮歌合(十巻本)
【ふりがな】かんぴょうのおんとききさいのみやうたあわせ
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1952.03.29 

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

※このページの画像は「研究情報アーカイブズ」のものを使用しています。

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