根本百一羯磨[根津美術館/東京]

根本百一羯磨[根津美術館/東京]

国宝『根本百一羯磨』

羯磨とは仏教の作法のことで、唐の僧「義浄」が漢訳した「根本説一切有部百一羯磨」を、奈良時代に書写したもの。 略して「根本百一羯磨」や「百一羯磨」とも呼ばれる。

101の羯磨が10巻に書かれ、これはその内の第6巻。 第5巻は白鶴美術館の所蔵で重要文化財に指定され、残り8巻は正倉院の別館のような「聖語蔵」所蔵である。 1行が12~13文字と、この時代の一般的な写経より大きい文字で、唐風の書体で書かれている。 軸や表紙などは、制作当時の奈良時代のものが残る。

元は、土佐藩士出身で岩倉使節団として渡欧し、警視総監や宮内相を歴任した「田中光顕(青山)」の旧蔵品で、他の古写経類と一緒に根津嘉一郎に譲られたもの。

この国宝を観るには

根津美術館は、年に6~8つの展覧会が開かれ、毎回展示品が入れ替わる。 根本百一羯磨は公開されることが少ないが、数年に1度は公開される。

公開履歴

2020/11/14~12/20 根津美術館「根津美術館の国宝・重要文化財

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-565
【指定番号】00011-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】根本百一羯磨〈巻第六/〉
【ふりがな】こんぽんひゃくいちこんま
【員数】1巻
【時代・年】奈良時代
【所有者】根津美術館
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜

国宝データ 書・文書カテゴリの最新記事