国宝-書跡典籍|大字法華経[高野山龍光院/和歌山]

国宝データ-書跡・典籍

国宝『大字法華経』

大字法華経は通常より大きい文字で書かれた法華経で、1行12文字で書かれている。 これは「大聖武」と呼ばれる大字賢愚経に連なるもので、奈良時代の官営の写経所で制作された。 第3巻を欠く7巻が伝わり、明算の自筆による訓点(経典や漢文を読むための補助記号)が書き加えられている。

高野山龍光院と明算のこと

龍光院は高野山の中心地「壇上伽藍」の北に位置し、元は空海が居住した坊で「中院」と呼ばれていた。 平安時代後期の僧「明算(めいざん)」は、曼荼羅寺(随心院)の成尊から小野流の伝法灌頂を受け、高野山に戻ると「中院流」を開く。 明算の時代に、庭の池から宝珠を持つ竜神が現れたことから、寺名を龍光院に改めた。

高野山龍光院の国宝

伝船中湧現観音像
大字法華経(明算自点本)※このページ
紫紙金字金光明最勝王経
細字金光明最勝王経

この国宝を観るには

高野山内の文化財を保管・公開する施設「霊宝館」で公開されることや、博物館などでの展覧会に出展されるが、機会はそれほど多くない。

公開履歴

2021/6/8~8/1 高野山霊宝館「密教の美術」
2014/7/19~10/5 高野山霊宝館「山の至宝-高野山内寺院所蔵名品展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-641
【指定番号】00107-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】大字法華経〈(第三巻欠)(明算自点本)/〉
【ふりがな】だいじほけきょう
【員数】7巻
【国】日本
【時代・年】奈良時代
【附指定】経帙1枚
【所有者】竜光院
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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