文選集注[東洋文庫/東京]

文選集注[東洋文庫/東京]

文選とは

「文選」とは、紀元前の古代中国から中国の南北朝時代にかけての詩や文章類を編纂した詩文集で、「文選」には、漢の武帝による「秋風辞」や、司馬遷の「報任少卿書」など含まれ、すでに奈良時代には日本にも到来しており、 平安時代には「文選」は「白氏文集」と並ぶほど貴族や僧侶など特権階級の教養書となっていた。  枕草子や徒然草にも「文選」があげられている。

国宝『文選集注』

国宝『文選集注(もんぜんしっちゅう)』は「文選」の注釈書で、平安時代に写されたもの。 元は、神奈川県の「称名寺」に伝わるもので、現在東洋文庫が所蔵する7巻と、称名寺が所蔵する19巻が国宝に指定されている。

文選集注 東洋文庫ミュージアム

中国で官吏への登用試験「科挙」が導入されると、詩作で「文選」が模範とされるようになる。「文選集注」は「文選」を学ぶ上でのテキストのようなもので、中国には残っておらず、東洋文庫と称名寺にあるものが世界で1つである。

文選集注 東洋文庫ミュージアム

文化財指定データ

台帳・管理ID 201-720
指定番号   00205-0
指定名称   文選集注
ふりがな   もんぜんしっちゅう
員数     7巻
国・時代   日本・平安時代
所有者    東洋文庫[文京区/本駒込]
重文指定日  -
国宝指定日  1955.02.02

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

この国宝を観るには

東洋文庫ミュージアムで、数年に1度程度出展される。 

鑑賞ログ 2019.1.13

東洋文庫ミュージアムを初訪問。新しくてモダンな建物で夜19時まで開いているのがありがたいです。 比較的長い期間の特別展を年に3~4つ企画しているようで、企画の方は文章の本よりもビジュアル多めで楽しめる展示になっていました。 

毎回、国宝を1点出展してくれるようで、今回は『文選集注』です。 幅2mほどで展示してあって混んでもいないので、のんびり眺めていられます。 明朝体のような書体でカッチリ書かれているので、内容はわかりませんが文字は読めるという感じです。

国宝データ 書・文書カテゴリの最新記事