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国宝-書跡典籍|宋版周易注疏[足利学校/栃木]

国宝DB-書跡・典籍

国宝『宋版周易注疏』

「周易」とは、周時代に完成した占い「易」で、易経とも呼ばれる。 儒教の経典で、日本でも教養として広く学ばれた「四書五経」のうち、五経の筆頭に数えられる。 注疏は、経書を解釈した「注」と、それをさらに詳しく解説した「疏」で、解説書のことを指す。

この『宋版周易注疏』は、中国で印刷技術が向上し、質の良い印刷物が大量に生産できるようなった南宋で発行されたもの。 13冊伝わっており、上杉憲実の子「憲忠」が寄進したことが記録されている。

国宝『宋版周易注疏』 レプリカ

この国宝を観るには

所蔵する足利学校では、通常はレプリカが展示されているが、秋の特別展で公開される場合がある。 国宝の現物が展示されるのは、特別展期間中でも2週間程度と短い。

公開履歴

2023/11/10~11/26 足利学校遺蹟図書館「元号」
2019/10/25~11/10 足利学校遺跡図書館
2018/10/20~11/4 足利学校遺跡図書館
2016/10/22~10/30 足利学校遺跡図書館

足利学校の国宝

宋刊本文選(金沢文庫本)
宋版周易注疏 ※このページ
宋版尚書正義
宋版礼記正義

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-731
【指定番号】00217-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】宋版周易注疏
【ふりがな】そうはんしゅうえきちゅうそ
【ト書】端平元年二年陸士〓奥書並上杉憲忠寄進記
【所在地】足利学校遺蹟図書館
【所有者】足利市
【国宝指定日】1955.06.22

出典:国指定文化財等データベース 一部抜粋
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