宋版尚書正義[足利学校/栃木]

宋版尚書正義[足利学校/栃木]

宋版とは

日本の平安後期~鎌倉時代頃に相当する、中国の「宋」時代には、印刷の技術が発達して非常に多くの出版物が印刷される。 この時代に印刷された出版物が「宋版」と呼ばれている。 木版だがクオリティが高く、日本にも数多く入ってきており、寺院や文庫などに伝わっている。

尚書とは

「尚書」は「書経」とも呼ばれ、四書五経の五経の1つにも数えられる。 中国の歴史を記したものを、孔子が編纂したといわれ、儒教の重要な経典にも数えられる。 昭和や平成をはじめ、日本の元号のいくつかはこの書から採用された。 長い歴史の中で、原書が失われた時期も長く、いくつかの版が伝わっている。 その他の国宝に指定されたは、東京国立博物館には唐時代に写本された『古文尚書』などがある。

国宝『宋版尚書正義』

「正義」とは注釈のことで、尚書について書かれた注釈書。 南宋時代に発行され、全8冊が全てそろっている貴重な資料。 室町時代の管領で、足利学校を再興した「上杉憲実」が寄進したと、記されている。

国宝『宋版尚書正義』 の複製[足利学校]

この国宝を観るには

所蔵している足利学校の特別公開で公開される場合がある。 通常の足利学校では、複製が常時展示されている。

足利学校

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-730
【指定番号】00216-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】宋版尚書正義
【ふりがな】そうはんしょうしょせいぎ
【時代・年】南宋時代
【ト書】上杉憲実寄進記
【所在地】足利学校遺蹟図書館
【国宝指定日】1955.06.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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