入唐求法巡礼行記(円仁記・兼胤筆)

入唐求法巡礼行記(円仁記・兼胤筆)

入唐求法巡礼行記とは

平安時代の初期には遣唐使があり、政治家や学者だけでなく、僧の留学も多かった。 最澄の弟子で、後に天台座主3世になる「慈覚大師円仁」は、最後の遣唐使の一員に選ばれ唐に渡り、9年ほどを唐で過ごす。 

入唐求法巡礼行記は、円仁による記録・日記で、仏教に関することだけでなく、五台山や長安など訪問先の様子や、現地の文化や風俗、遣唐使の様子などを詳細に書き留めたもの。 

国宝『入唐求法巡礼行記(円仁記・兼胤筆)』

円仁による入唐求法巡礼行記の原本はすでに失われており、この国宝が現存最古のもので、正応4年(1291年)に兼胤という僧が書写している。 4帖の冊子で、東寺の観智院に伝わったものが、現在は岐阜県の法人が所有している。

この国宝を観るには

法人が所有しており、公開の記録があまりないが、2020年1~2月に京都国立博物館の常設展に出展されるので、4帖のうちの一部または全部が寄託されていると思われる。 それ以前だと、十年以上前に岐阜県で公開されたようなので、機会があれば観ておきたい。

公開履歴

2020/1/2~2/9 京都国立博物館 名品ギャラリー

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-791
【指定番号】00017-00
【種別】古文書
【指定名称】入唐求法巡礼行記〈円仁記/兼胤筆〉
【ふりがな】にっとうぐほうじゅんれいこうき
【員数】4帖
【時代・年】正応4年(1291年)
【寸法・重量】兼胤
【ト書】正応四年十年廿六日奥書
【所有者】安藤積産合資会社
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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