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国宝-考古|大和国粟原寺三重塔伏鉢[談山神社/奈良]

国宝データ-考古・歴史資料
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国宝『大和国粟原寺三重塔伏鉢』

伏鉢(ふせばち・ふくばち)は、塔の上部に建てる金属製の「相輪(そうりん)」の一番下にある部分で、椀を伏せたような形をしている。 この伏鉢は、江戸時代の中頃に5kmほど南西にある談山妙楽寺(現在の談山神社)から発見された。

高さ35cmほどの伏鉢は、表面が金で覆われた銅製で、寺院建立の由縁が15行の銘文で彫られている。 藤原氏の「中臣朝臣大嶋」という人物が、天武天皇と持統天皇との間の草壁皇子を偲んで寺院建立を発願し、大嶋の没後は「比賣朝臣額田」が引き継いで、甲午年(持統天皇8年・694年)に起工、和銅8年(715年)に三重塔が完成したと記されている。

発願者の大嶋については、他の文献にも名がみられるが、比賣朝臣額田については詳しいことがわからず、臣籍に下った額田王だとする説もある。

参考:伏鉢は矢印部分

粟原寺(おうばらでら)のこと

奈良県桜井市粟原地区の南端に位置する、飛鳥~奈良時代に建立された古代寺院で、いつしか廃絶するが詳細についてはわかっていない。 現在は礎石などが残る跡地が史跡に指定されている。

この国宝を観るには

奈良国立博物館に寄託されているため、談山神社では観ることができない。 奈良国立博物館で毎年冬に企画される通常展「珠玉の仏教美術」で公開されることがあり、数年に1度は観ることができる。

公開履歴

2020/12/8~2021/2/14 奈良国立博物館「珠玉の仏教美術」
2018/12/11~2019/3/14 奈良国立博物館「珠玉の仏教美術」
2015/12/8~2016/3/14 奈良国立博物館「珠玉の仏教美術」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-844
【指定番号】00012-00
【種別】考古資料
【指定名称】大和国粟原寺三重塔伏鉢
【ふりがな】やまとのくにおうばらでらさんじゅうのとうふせばち
【員数】1箇
【国】日本
【時代・年】和銅8年(715年)
【所有者】談山神社
【国宝指定日】1953.03.31

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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