スポンサーリンク

情報|日本刀の華 備前刀@静嘉堂文庫美術館/東京(4/13~6/2)

情報-博物館・美術館

日本刀の華 備前刀 展

日本刀の名産地「備前」をテーマにした展示ですが、チラシの上部1/3ほどは曜変天目茶碗です(笑) この春は、場所はバラバラですが国宝の『曜変天目』が3椀同時公開されるということでも話題になっています。

日本刀の華 備前刀@静嘉堂文庫美術館 チラシ表

静嘉堂文庫美術館は三菱財閥のコレクションが元ですが、刀剣は二代目の弥之助が廃刀令直後から蒐集し、その長男で四代目の小弥太にも引き継がれたそうです。 特に備前刀の名品が多く、所蔵する120振のうち40%ほどが備前刀だそうです。

この展覧会で観られる国宝

『曜変天目(稲葉天目)』

黒地に瑠璃色の斑紋が光の角度によってキラキラと輝く「曜変」天目の茶碗は中国で焼かれましたが、完全な形で現存するのは国宝にしていされた3椀(または重文のを足して4椀)のみです。

特に静嘉堂が所蔵する『稲葉天目』は、徳川家光が乳母の春日局の病快癒を願ってこの椀で自ら薬を飲ませ、それ以来稲葉家に伝わりました。 斑紋が一番大きく華やかで天下一の名品といわれており、これを手に入れた小弥太は遠慮して生涯使わなかったといいます。 今年は秋にも公開されますが、せっかくなので他の曜変天目と見比べたいです。

日本刀の華 備前刀@静嘉堂文庫美術館 チラシ裏

出展される重要文化財

「古備前高綱太刀」12~13世紀
「嘉禎友成太刀」1237年
「長船真長小太刀」13~14世紀
※重要文化財からもう1点出展

重要文化財4振のほか、重要美術品11振の備前刀。 他にも信長が将軍足利義昭から拝領した拵をはじめとする、刀装具の名品も多数展示されるようです。

備前刀イベント

講演会

4/21(日)13:30~「備前刀―その歴史と魅力―」
5/26(日)13:30~「静嘉堂の備前刀について」
※入館料のみで参加可能だが定員120名で整理券を配布

職方実演会

「日本刀にたずさわる職方の技」
日本刀制作にたずさわる職人(職方)たちのうち、刀匠・研師・鞘師をお招きし、刃文を焼く際の「土置き」や刀剣の研磨、鞘のかき入れ(削り出し)など、刀剣制作の工程の一部をご覧いただきます。

水野美行氏(日本刀鞘師)
小澤茂範氏(刀匠)
川上陽一郎氏(研師)

5/18(土)10:00~12:00、13:00~16:30
料金:¥300円(別途入館料)

美術館イベント

河野元昭館長のおしゃべりトーク

5/5(日)13:30~「浦上玉堂―酒仙画家」饒舌館長 口演す
※入館料のみで参加可能だが定員120名で整理券を配布

静嘉堂コンサート

5/11(土)14:00~
料金:¥1,000(別途入館料)
※電話かメールで要予約(詳細は公式サイトで)

ヴァイオリン:堀脩史
ピアノ:岩下真麻

サンサーンス ロンドカプリチオーソ
NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ ※刀剣展に関連する曲として 他

静嘉堂ガーデン(ビアガーデン)

期間:2019/4/27(土)~5/6(祝)
時間:11:00~16:30(雨天中止)
会場:静嘉堂文庫美術館 前庭

お得なセット券:¥1,500(入館+飲食券2枚)
入館¥1,000+飲食券(通常¥600→¥500)=¥2,200相当

クラフトビール
ビアカクテル
自家製ジンジャーエール
オーガニックコーヒー
世田谷野菜のスープ など

洋ランチボックス
和ランチボックス
おつまみボックス
軽食(ピザ・ホットドッグ)
スイーツ類(パウンドケーキ・マフィン・チーズケーキなど)

※メニューは日替わりで変更になる場合もあります。

展覧会 概要

期間:2019/4/13~6/2
休日:月曜日(GW中は開館、5/7が休み)
時間:10:00~16:30(受付は30分前まで)
料金:大人¥1,000、大高生¥700、中学生以下無料 
国宝3椀同時公開割引あり(要半券)

曜変天目の3椀同時公開

タイトルとURLをコピーしました